進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | Road to Nagano...

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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

Road to Nagano...

2019.11.07

一昨日の11月4日には久しぶりに富士山から「北」に向かった。

もちろんクルマ。山岳の高地を走るからハイオク100%給油。タイヤ空気圧は高め。

目的は伯父の墓参。伯父は長野の美ヶ原の麓に眠っている。

途中、河口湖の従兄弟(伯父の次男)をpick-upする。従兄弟は私と同い年だが病が進み長距離の運転はおぼつかない...ので。

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美しい河口湖と対岸への「河口湖大橋」

従兄弟とはもう半世紀以上の付き合いだから、このくらいは当たり前だろう。思えばお互い信じられないような事件の連続の人生だったなぁ...よく今日まで生き残ったものだ。

下の名前の一文字を取ってかりに「Yちゃん」と呼ぶことにする。

こうなると身内の従兄弟でもYちゃんとは「戦友」である。

もはや、損得勘定の全くない付き合いだ。

河口湖は富士五湖の一つ。真冬にはマイナス15℃~20℃にまで気温が下がり水道管の凍結と破裂が頻繁に起きるのだそうだ。

河口湖から長野へ行くとしたなら、まず甲府へ下りる。甲府は地形的に盆地だから富士五湖の高度からは驚くくらい峠道を下る。

それは「御坂峠を越えて甲府へ」「中央高速の勝沼I.C.→須玉I.C.」となるハズだったが..このルートには悲しい想ひ出がある。それは思い出ではない。

人間の決定とか決断なんて、このような極めて個人的+感情的+感傷的..な理由で左右されるものなんだなぁ...とわれながら感心する。

....という訳で、河口湖から樹海の中を西に進み、いつもながらの精進湖まで移動。

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湖畔の通いなれた道「精進湖有料道路(現在無料)」を通り甲府へと下る。

精進湖から長い長いトンネル(川端康成の「雪国」のようだ)を抜ける。

...と信じがたい曲がりくねり+up-downのきつい峠道に飛び込む。ひたすら下る...日光のイロハ坂なんてここに比べたら楽勝だ!

クルマはもう99%がオートマチック車になっているが、できるだけエンジンブレーキを使おう。ここ30年くらいでクルマのブレーキ性能が革命的に改善されて来たので、もう「エンジンブレーキ」とか「ヴェイパーロック現象」「フェード現象」なんて言う言葉も聞いたこともなく体験したこともないdriverばかりになった。

これはわかりやすく言えば、長い連続する山道の下り坂でbrakeの使い過ぎで「ブレーキ・オイル」が沸騰して泡状態になってしまい...下り坂のカーブでブレーキを踏んでも踏んでも減速も停止もまったくできない状態になることだ。

人間...習慣とは恐ろしいもので、40年以上前の自動車学校でタタキコマレタ「急な坂道では必ずshift-down(むかしのMT車の)せよ!」「フット・ブレーキは一回で踏み込んではダメだ!.....数回に分けてポンピング・ブレーキを!」

その通りに実行している自分がコワい。

そして、伊東自動車学校の教官にほめてもらえるゾ!なんて思いつつ....

模範的(?)な急坂下りのDriving Tech.で武田信玄の甲府盆地に下りた。

周囲を険峻な山々に囲まれた甲府は「広い...盆地」である。気候は中学の社会教科書に取り上げられるくらい顕著な「内陸性」の気候だ。

夏は気が遠くなるくらいに暑く、冬は身も凍えるくらい寒い。
朝夕の気温の差が激しい...だから「果実の糖度」が増して美味しい。

甲府はブドウと桃の名産地である。

因みに日本のCatholic系の教会ではミサのためのwine(ワイン・葡萄酒)を甲府のwineryと年間契約している....教会のミサ用wineは最高に美味のものを用いる。

神さま..ゴメンナサイ。

甲府へ...下りたと思うとすぐに中央高速「甲府南I.C.」だ。

ここから高速に乗る。

思うのだが....下道(一般道)もあるのに敢えて高速を使う理由は何だろう?

一定速度だから燃費がイイ...driverの運転疲労を軽減する...とか。

でも...どうだろう?

結局有料の高速道路を使うことは「時間を買っている」ことに気が付いた。

まあ、この辺にしておこう。

....という訳で「あっと言う間に」甲府盆地を突っ切って北端の「須玉I.C.」まで来た。

ココからは一般道。ひたすら清里を目指す.....R141(国道141号)だ。

途中の「川俣渓谷」「滝川牧場」...どこにもすべてに思い出がしみ込んでいる。

地形的に甲府盆地の北端から清里にかけて「キツイ登坂」が連続する。道路の制限時速が40㎞から50㎞になったり、また戻ったりするから気をつけよう。

あと、山岳地帯の走行では「カーブの上り」で必要以上にクルマの車速を落とすと、平地の場合と異なり車速を回復するのが難しい...アクセル(日本語の意味で)を踏んでも加速できないのである。

後続車が気の短い「お兄さん」だったりすると...当世流行りの「あおり」を誘発するから気をつけよう。
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清里アンデレ教会...戦前から宣教師ポールラッシによって建てられ今日に至る。Anglican Churchであり英国教会に属する。石積みの美しい祭壇に込められた願いと祈りを思う時...「自分の存在」の意味を考える時でもある。

自分を移す鏡を持たないなら人生は闇だ。

それは舵をなくしたフネと同じ....

ドイツ語ではそれをルングバンデリング(輪形彷徨)と呼ぶ。
英語の翻訳では' Ring Wondering’になるだろう。

人間はコンパス(方位磁石)も地図もないまま荒野に放り出されると、何故かわからないが5~6kmの半径を「どうどうめぐり」するそうである。

元気なうちは良いが...目的もなく全力でルングバンデリング(輪形彷徨)し、力尽きて人生を終わる。

何か教会の受け売りのようだが....なにもかも「理攻め」でなければ納得できず、いつも誰か・何かを激しく批判していた若いころの自分には、瞬時に...今風に言うなら「目からウロコ」の......そう運命を変えた「一言」であった。

ここで胡散臭いなにかを感じるのは普通だろう。そうでなければ困る。

私は宣教師でもないし、司祭・神父でも牧師でもない!

酒と釣りが大好きでどうしようもない自分が....清里に来ると何故かわからないままに襟を正して教会の祭壇のまえで頭(こうべ)を垂れて祈る。

司祭さまにご挨拶してから例の坂を上り「清泉寮」に必ず行く。
O司祭さまは英国の修道院に長く滞在し研鑽を積まれた学究の徒でもある。



清泉寮はいつ行っても訪問者と観光客がいる。

対照的に清里駅周辺の30年前のあの賑わいは最早過去のものだ....駅前のシャッター通りを見るたびに心がいたむ。



清里を過ぎ左手(西)に八ケ岳を見ながら北上するとやがて「野辺山高原」になる。
標高1500mでとにかく寒い!この日の午後は3℃だった。夜には氷点下になるだろう。



八ケ岳の東側の「山麓」にあたる野辺山高原は「キャベツ・レタス」の特産地として有名になった。国道141号沿いには随所に地元の野菜販売のstationsがあり、安く美味しい野菜が買える...東京numberのクルマにはtrunk一杯に「キャベツ」を買い込んで行くクルマもある。気持ちは理解できるが...あんなに買ってどうするんだろう?

千曲川千曲川の源流

Like a river flows...surely to the sea.の歌うように

八ケ岳に降り、野辺山に注いだ雨は....野辺山の北端で「千曲川」となって北に向かって流れる。

もう40年近く長野に通ってわかったことの一つがコレだ。

野辺山を基準に...「南(太平洋)へ流れる川」と「北(日本海)へ流れる川」にわかれていることだ。

言葉で言うとなんでもないことだがココ「野辺山高原」から川が南北へと流れを変える「分水嶺」になっている。

やがて北方の彼方に「浅間山」が見えだすと伯父の眠る美ヶ原の麓に近づく...

伯父さん、今年も雪が降る前に来たよ
























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