進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | 彼氏..彼女..中学生の場合

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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

彼氏..彼女..中学生の場合

2019.10.27

あまりにも大っぴらに加速度をつけている世界がある。

それが「中学生の彼氏+彼女」の実情だ。

普段、日常的に自塾の生徒からみた各中学校の情報が入る。

それは...それこそ様々なinfo.で「教師の評判」「部活の試合結果」「学校内の事件」...であったりするが、近頃驚くのが「AはBと別れた!」「Cは浮気が(?)バレてDと別れたんだって...修羅場だったらしいよ」なんていう男女の情報である。

一体、どうやって瞬時に情報・事件が中学生に世界に伝わるのか?
そしてその内容たるや大人の男女関係そのものではないか!

もう還暦を過ぎた自分には想像もできない...現実世界である。

そんな私を哀れに思った心優しい生徒が「コッソリ」教えてくれた。

それはすべて「LINEだ」そうだ。

SNSのなかで通信料がタダ。仲間でいくつかのLINEを設定しておいてグループ分けする。自分の親友・普通の友達・「付き合っている相手」と3つくらいのCategory に分け盛んにやり取りしているとのことだ。

直接にFace to Faceで話せばいいのに...LINEで話す。

何だそれ...?

と不思議に不審に思い、且つ理解できないのは過去の世界を基準にモノを考えている自分のような人間は何なのか。敢えていうなら「旧人類」か...?

そして、発展に発展を重ね...まるで2次関数のように複雑に増加中なのが中学生の男女の交際だ。

...もはや「男女の交際」なんて言う表現自体が古いらしい。50年前の価値観による表現のようでもある。

私が塾でこう言うたびに生徒は笑い出す...

「なに、それ!?」と瞬時に彼らは反応する。

要するに「男女の交際」なんて言う言葉は保健体育の教科書に「チラッと」出て来る堅苦しい用語だ!と彼らは言う。

思うに、ここ30年くらいで日本では若い世代の「早熟化」が加速してきた。

かつては一般の男女問題だったものが、大学生の現実にshiftした。1970~80年代?

10年くらいしたら高校生の現実問題になった。

それが...遂に中学生の日常問題にまで波及。

それ...どころか「別れた!」とか「和解したらしいよ!」とかで一喜一憂している。

なんだ....これは!?

もう私には何が何だかわからない。

彼らに言わせると「彼氏」「彼女」がいて、周囲からその交際カップルが認められてようやく一人前なのだそうである。

そんなところで市民権を得てもなあ...

自分で責任を負える能力もないのに...それどころか、成績も不安定で高校進学もどうなるのかわからないのに...何が「別れた」とか「復活しました!」になるんだろうか?

浦島太郎のような自分には到底..理解は難しいのだが、彼ら中学生にとってはこれがvividな日々の生きる目標のように思う「救いの目標」としている感がある。

チョッと早いんじゃないの?

とは思いつつ、それでも「彼」「彼女」への想いが日々のmotivationになるなら、それは決して否定してはならない現実だと...

苦渋の時間を経て...私は納得したのである。

半世紀...50年前の若者は「志(こころざし)を遂げるためにすべてを忘れて数年間を勉学に打ち込む...」と「自分の最愛の人との将来」の両立に....悩んだものだ。

これは99%両立不可能だ。

今風に言うなら.....「選択肢はなかった...」

それが本当の選択肢だろう。簡単に苦しみもなく選べるなら...それは選択肢ではない。

今はどうか?

両立を望むこと自体がある意味「普通」であり、女の子は「自分を一番に...いつも第一にしてもらいたい」と言う困難な望みをいだいている。

だから...困る!

言いたくはないがこの思いを追求した結果、40代の半ばで、いまだに配偶者に恵まれない塾生OBが結構な数だ...誰か「お嫁さん」「お婿さん」の候補はいないものかなぁ。

「女のコ(彼氏)とは付き合いたい」「勉強の目的も果たしたい」...ではないのか?

うまく行けばいいね...と思う。

私の世代にはそんな余裕はなかった。医師や弁護士、不動産鑑定士になった友人たちも皆青春の悩みに死ぬほど苦しみながら...でも耐えていた。

大変な...daily routineをこなしながら彼氏・彼女のことを大事にしたいと考えていた。

結論!

中学生のキミたちの一途(いちず)な気持ちはわかる。
それは私の世代でも苦しみ悩んで来たことだったんだよ....

でも...それに悩むことが現実問題としても...言いにくいけれど、より緊急なものは高校入試であり、さらにはその前の出文テスト第二回...であろうし、より喫緊の試練としては中3の2学期期末テストではないのか....?

ああ..これでまた嫌われるんだろうな。

残酷なようだが....目の前の具体的な問題に全力で立ち向かえる人間だけが、全力で自分が愛する人間を守れるのだ。

試練を無視する人間は、他人を幸福にはできないだろう。

一度しかないこの人生は神がくださったpresentだ。

来春に高校生活にはいる諸君の未来に...幸(さち)あらんことを祈る。



フネのコンパス...針路計は運命でもある。





















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