進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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アミエビ...コマセ
2019.09.28
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しばらく真面目過ぎて「肩がこる」ような話が続いたので、気分転換に(なればイイが..)全く違う世界の話をしよう....。
それは「アミエビ コマセ」....and/or(或いは)「アミコマセ」と短縮形で言う場合も最近では多くなった。
現物を見ての方がわかりやすいので、添付のphotoをよく見て頂きたい。
これが「アミエビ」...more detail...「冷凍blockのアミエビ」である。日本の宮城県より北の「三陸海岸」(リアス式海岸として入試によく出る)の奥深い湾内で獲れる小さなエビで大量に網で漁獲+冷凍され日本全国の釣り関係「主に釣具店」に出荷される。
それは何故か.....
おそらく寒流・暖流を問わず日本中のサカナが好むエサだから。
要するに、海の中も生態系のピラミッドで成り立っているのだがアミエビは栄養価が高く
、成魚か幼魚かを問わず好みのエサなのである。
これは、海中に「アミエビの粉砕」を撒いてみると砂浜の沖にいるシロギスさえも「激しく給餌の反応」をするという実験reportを読んだことがある。
釣り人ならわかるだろう....シロギスなら砂泥底に生息するゴカイ・ジャリメ...に反応するだろう。それが「三陸海岸のアミエビ」に...!
そのくらい「アミエビ」はサカナにとってたまらないエサ...なのか?
駿河湾では....「アミエビ」なしでは沖のアジ釣りは語れない。
敢えていうなら「アミエビは魔物だ!」と思う。
それは....冷凍が解けて水中に漂う「アミエビ」...に突入しようとするサカナ(アジ・サバ...)と対極においてそれを釣ろうとする(人間... Aji Freak)とのせめぎ合い。
考えたくないが...防波堤や港に「捨てられたアミエビのコマセ」ほど困るものはない。
あまりの強烈な臭いと放置された袋の処理で一番困るのは漁港・港湾施設を利用する漁業者や船舶関係者である。
これがもとで東伊豆の網代では「港・防波堤での一切の釣りが禁止」になってしまった。
アミエビがサカナにとって「魅力的」なのは...「解凍されて海中を漂う」一瞬だ。でも
それを利用した後の処理は釣り人が絶対に責任をもっていただきたい。
自分たちは沖で「そろそろ上がろうか」と言う時間になると、船上で残ったコマセにアミエビの量にもよるが、多ければ清潔な厚手のビニール袋にいれ+大型のジップロックに更に入れて再冷凍する。残りが少ないなら海に撒きコマセバケツも沖でよく洗ってしまう。
知らない方は「エッ?」と思われるだろうが大丈夫。あっと言う間に表層にいるイワシやサバ、海中の小魚が食べつくして何も残らない。これが解凍して釣りに使う状態のアミエビ
