進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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電気を得るには...
2019.09.16
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先日の「防災訓練の日」9月1日に実際にエンジン式の発電機を体験した。
現在の千葉県でも非常用に自家発電の備えがある家は扇風機や照明などのキホン家電は発電機で使えるそうである。
ただ、自家用発電機と言っても3種類があり、どれも「一長一短」である。
1.ガソリン発電機
昔ながらの発電機で、燃料にはクルマに入れるレギュラーガソリンを入れる。始動は今のクルマとは異なる。40年くらいまでのクルマやバイクは「チョーク」という「一時的に燃料混合気をマニュアルで濃くする装置」がついていたが、このタイプの発電機にはいまだにチョークが健在だ。エンジンが冷えている時の始動に使わないとエンジンがかからない。
長所・・5~7万円で比較的に安価。燃料もガソリンでよいので手に入りやすい。
短所・・とにかく「重い」大人の男が4人でようやく移動できるくらいだ。あと発電する
電気がうまく整流されていないのでパソコンやスマホの充電や使用はムリ。
2.プロパンガス発電機
今回、初めて見た。家庭用のプロパンガスボンベを取り外して接続すればすぐにも使える。上記のガソリン発電機よりもはるかに小型。丁度いま病院や会社のオフィスに良く置いてある空気清浄機の2倍くらいの大きさ。
長所・・ガスボンベが満タンに充填してあれば長時間発電可能。電気の質は良い。
短所・・20~30万円と高価。発電機本体はなんとか一人でも運べるがボンベが重い。
3.カセットボンベ発電機
10年くらい前から市場に出てきた小型発電機。とにかく「鍋料理」で使うカセットボンベ(ブタンガス)を取り付ければすぐに使えるのがよい。
長所・・家のカセットボンベをそのまま燃料に使える。電気の質は良い。
短所・・ボンベ1本で扇風機なら2時間くらいしか持たない。発電容量が小さい。
という状況をよく確認して準備したい。
重さはかなり重要な条件となる。以下「重い順に」
ガソリン発電機>プロパンガス発電機>カセットボンベ発電機...となる。
発電の容量もこれと同じ順序になる。
ただ一つ発電する「電気の質」(電圧と電流が安定しているか)はこの逆であることに注意である。
プロパンガス+カセットボンベ式の発電機しか「パソコン」「スマホ」のような精密機器の充電はできない。
あと意外に気が付かないのが「クルマ」。ガソリン(ディーゼルなら軽油)が十分にあればの話だが、シガーソケットから電気を取れる。但し、12Vの直流電気であるから使いたい器具の電気の種類と電圧を調べること。一般の家電ならクルマ用の変圧器が3000円くらいで買える。エンジンをかけている状態で使いたい。バッテリー容量が低下してスターターがまわらなくなったら今度はクルマが動かなくなってしまう。
生き残るには常に学ばないと....