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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

嗚呼..関東大震災

2019.09.01

 今日は伊東市の防災訓練の日。伊東市の各町内が全力で「町内役員・組長」が出席。これを消防団・市消防が指揮して朝9時から行われた。自分は副会長、前夜の高校時代の集まりも...酒量と時間を抑えて翌日に備えた。

私の自宅がある地域は伊東市内で一番住宅地が多く、小中学校の児童生徒数が多いので参加者の数は確か「840人」だった。これだけの人数が中学校の体育館に地区別・町内別・中学生は学年別にプラカードを先頭に並ぶと壮観である。

因みに私は町内会で無理強いの結果副会長を仰せつかっているのでプラカードを持って先頭に立つ....

普段に何事もない時には訓練ほどバカらしいものはない(失礼)。だが、ひとたび地震・大雨・津波の災害がやって来ると、平時の訓練がそのまま役立つから不思議である。

考えて見れば平時に一番訓練に熱心なのは軍隊組織であろう...日本なら実質上「自衛隊」となる。外敵から国土を防衛し、国民の「生命・財産」を守る...そのための訓練だ。

次には警察と消防だ。

警察は国内の治安維持が最大の存在意義(レゾンデートル)である。犯人逮捕・道路交通安全の徹底など...そのための訓練は消防との連携でも頭が下がるものがある。

英語でも..Practice makes perfect.(訓練・練習こそ完璧に近づく道だ)という。

折角の休みをほぼ丸一日使い、汗びっしょりになりながらの防災訓練はなかなか大変だ。
参加するにはなかなかの決心が必要だ。

でも平時に訓練をやっておくのとやらないのとでは天地ほどの差が出る。

何故....私がそう確信するのか?

実は大正時代に東京に住んでいた西川の先祖は13人いた。そのうち11人が一瞬にして命を落としている。そこが「被服廠(ひふくしょう)」であった。

そして、あの東北大震災では私は「叔母」を津波で亡くした。

だからこそ、それらの人々に生きていて欲しかったと思うゆえに「災害に対する訓練」の大切さを思うのである。

以下は当時の記録より「相模湾沿岸の被害に関する記述」を抜粋したものである。

「熱海では、高さ約13mの大津波が 2 度押寄せて海岸の民家 150 戸余りを洗いさらっていった。2日からは、津波によってさらわれた人々の死体が数多く海岸に打上げられ、凄
惨な光景であった。伊東も約 11mの津波に襲われ、海岸の住宅約 50 戸が海中
にさらわれた。鎌倉では約 10mに近い津波が来襲し、由比ガ浜海水浴場にいた
約 100 人と江ノ島桟橋通行中の約 50 人が、行方不明となっている20。」

祖父母が結婚して新居を構えたのが東京の高輪(たかなわ)だった。周囲は今も各国の大使館・領事館また神社仏閣が極めて多い高台である。

関東大震災の時の「大火災」もここまでは来なかったから祖父母は無事だった。祖母の生家があった浅草は壊滅...明治時代から腰にサーベルを下げて白い制服だった祖母の父親だけが数日たって高輪の祖母の家までたどりついたのだそうであった。

毎年の9月2日が来るたびに祖母の話を思い出す。


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