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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

サケとシャケ...

2019.07.29

子供の頃、祖父は「サケ」と言うのに祖母は「シャケ」と言っていた記憶がある。

祖父は外房の出身で祖母は東京の浅草生まれの江戸っ子だったから、子供心に...ウーンこれは出身地が違うから呼び方が違うんだろうと自分なりに納得していたものだ。

小学生になると...どうやらそうではないらしいと気が付いた。

これはもし違えば申し訳ないのだが「生きている魚体がサケ」で「切り身になって売られているのがシャケ」ではないのかな。

そのシャケ+サケの話。

偶然にも次男が北海道の国立大だったので在学中は足しげく通ったものだ。行けば長くなるから荷物も多い。したがってウチの長距離の移動はミニバン+飛行機+現地rent-a-carが定番になる。

昨年の秋には次男と私が交代で運転しながら札幌から知床までを「道央自動車道」+「道東自動車道」を乗り継いで後は一般国道・県道の下道でmilageは1500kmだった。

知床ではこれ以上北に人家はないところにまで行った。

宿泊は羅臼(ラウス)。

朝、目覚めて日の出のころならヒグマも出ないだろうと思ってdigital1眼レフカメラを持って海岸まで行って見た。

羅臼には知床峠から小さな川がオホーツク海に流れ込んでいるのだが、橋から川を覗き込んで思わず叫んだ....「うわッ!」

水深も2~3mくらいしかない川を無数の「サケ」が上流を目指して泳いでいくではないか!伊東でもこういうsceneを見るが全部「ボラ」だ。

そういえば室蘭の砂浜でも一人平均3本くらいの投げ竿で釣っているオジサンたちがいたから話しかけると、そこは釣り人同志で会話が弾んだ。

あたたかな日だったから、湘南のシロギス釣りを見ているような錯覚に陥って「北海道の海にもシロギスはいるんですか?」と言ってしまった...

ビックリした表情で「オレたちはサケを釣ってるんだよ」との答え。

聞くところによると「川に上るサケは法律で一般人が獲るのは禁止されているが、海に泳いでいるサケならお咎めなしで釣ってよい」とのことだ。

デカいスピニングリールを巻き上げた仕掛けを見てまた驚いた。ヒラメを釣るような仕掛けにエサが「冷凍サンマの1匹」付けであった!

岸から50mくらい沖がガクンと深くなる「カケ下がり」で、サケの群が30分~1時間に一回必ずそこを通るので、ポイントさえあっていれば必ず釣れる...という羨ましい情報。

因みに話をしているうちに、オジサンの竿にアタリがあり70㎝くらいのメスのサケが釣れた。釣れても当の本人はpoker faceで無表情だ!

まあ、ウチの方でアジを釣ったくらいの感激とつりあうくらいなのだろう。

でも「サケ」だもんなぁ....

鯨と同様にサケは捨てるところがない。

なにをどうしても美味しい。

唯一捨てていた「サケのハラワタ」内臓も熟成させハイテク管理のもと、この上なく風味と香りの最上級の醤油が開発された。

確か記憶では室町時代かそのあたりのころに、一般の「大豆で作る醤油」と並行して「サカナで作る魚醤(ぎょしょう)」という醤油があった。

サケは母川回帰性の強いサカナで、自分が生まれた川の水のニオイを辿って遥か北太平洋から産卵のために戻って来る。

明治以来の長きにわたる調査でわかったことは、東日本の太平洋側で一般的にサケが遡上する南限が利根川河口の「銚子」。ピンポイントでは九十九里浜の...なんと言ったかな川の名前を失念したが....その川が公的記録での南限とされている。

あり得ない話だが、この学術調査結果より遥かに南の....伊豆半島のつけ根の沼津に注ぐ狩野川にサケが遡上して....中伊豆や天城湯ヶ島のハヤを獲る「簗(やな)」にかかり捕獲されることがあり、そのたびにニュースとして「伊豆新聞」に掲載される。

だって、中伊豆の田んぼの用水路で1m近いサケが獲れたら事件になるだろう...








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