進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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幸せ..は義務
2019.05.10
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「幸せであることが義務」なんて言うと、多くの人がそんなことがあるものか?!と怒るだろう。世の現実も考えずにバカな西川だ....というキビシイご批判もあるだろう。
でも、自分の固定観念という、安定はしていても発展のない世界を守っているだけではそれで終わる。
案外....意外にも人間はそれまでの「固定観念」社会的な「既成概念」を揺るがす何かに出会う時に新たな発展があるのではないだろうか。
私はAnglicanで英国教徒だ。若い時に死ぬほど...いや死んでいただろう...くらいに悩みに悩み苦しんで....何と最も軽蔑し否定していたハズの教会に、しかも気が付けばイギリスの教会の会衆席にひざまずいて祈っていた。
だから私には生まれた時に親がつけた名前の他に...Samuel(主よ語りませ。しもべは聴きます...の意)の名がついている。
神の仕組んだワナ。
キリスト教的に言えば....すべては神の御心(みこころ)。
結果、自分には(今風に言えば)真逆な人種の交友がある。
さまざまな事情からの在日米軍の関係者、そしてAnglicanの宣教師・司祭・信徒である。
あの太平洋戦争後に来日した一宣教師の一言は...その時には何気なく聞いたが、実は私の人生そのものを変えてしまうほどの力ある言葉だった。
The missionary told me that you should (must ) be happy.
「幸福にならなければならない」とはどういうことだ!?
私は反発を覚えた....上からの目線で言うな!
日本は敗戦国だけれどドイツのように国がなくなってはいないじゃないか。
その後....時は半世紀を過ぎた。
ようやく私にはあの宣教師が言った'.....you should..must be happy. 'の意味がおぼろげながらわかった気がする。
それは「人間は自分こそが被害者だ。自分たちくらい悲惨な人間はいない...」と考えると歴史や国家の責任を追求するだけでは終わらない。
いま幸せである誰かや何かを妬み...やがては憎むようになる。
繰り返すが、それが教育・学問がないから...なのではなく、学士・修士・博士であろうとなかろうと関係なく....
くやしいけれど真実だ。
人間...自分が幸せでないと、他者をうらやみ・妬み....攻撃するようになる。
私はこう考えて「ギック!」ときた。
Is to be happy ...for you?
悲しいかな....