進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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キミは...ワガママだなぁ!
2019.04.23
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netで見るとなかなか面白い。
特に私が良く使うのは' weblio 'の語義説明である。日本語も英語も言葉の「意味解釈」だけでなくその使用例が大事だ。英語の場合には特にupdateが常になされているから5年前のusageがもう時代遅れの表現になったする。
「わがまま」はこのweblioでは「他人や周囲などの都合や事情を考えずに、自分勝手に振舞ったり発言したりすること。「我が儘」「我侭」「我が侭」などとも書く。」
その根本にあるのは幼児性や精神的未発達だろう...
いい歳をした大人が「ワガママの限り」を尽しているのは自己責任だから、もう滅びるにまかせるしかない。できる限り尊敬と敬遠につとめること。
より問題なのは小中学生の段階でのワガママであろう。モノへの執着や所有欲が強いなんて言うのは「本人の性格ですので...」と片づけられよう。
本人も周囲の困った事態に陥るのは、勉強...大上段に振りかぶって言えば「学問」の世界での最前線の話だ。
「何でも自分の思い通りにならないと気が済まない」これは「自分の置かれた実情」「周囲の事情」「相手の都合や感情」を一切考えに入れず非情なまでに無視して自分を推し進める。困ったことにそこで自分なりの正しいと信ずる「理由やワケ」を作り出していて、それを守りぬくことこそ正しいと思い込んでいることだ。
だから勉強でも自分がわからないともう我慢できない。
テスト・成績が悪いとまず可哀そうなくらい落ち込んで、次には激しく怒りだす。
親は「勉強がわかるように・できるようになりたい!」と言うわが子を哀れと思い、そう訴えるのは向学心のある証拠とも考えて塾に入れるのだが、案の定塾の授業でも理解できないと目に涙を浮かべてこちらをにらんでいる。
そこで友人が難しい問題を難なく解いた...なんてことになったら大変だ。シャープを折って投げつけた現場もあった。
このようにして小学校から高校まで「わからない!」と言っては騒ぎ落ち込み、優秀な友達を恨んではいくつも塾を渡り歩く....
そんなのは私に言わせていただければ「強い向学心」でもなければ「良い教師に恵まれない..」のでもない。
自分と言う今の状態(satus quo)のまま、褒められ+できるようになりたいというワガママそのものだろう。
学校の教員や他の塾の悪口を親子から聞かされる時ほど腹立たしくツライ時はない。
自分が努力せず、でも自分の立場をより上にしたい・正当化したいと思う時人は他者の悪口を言う...他者が下がれば、それは成績と同じだ。限られたメンバーの中で相対的に評価を高めればstatusは上がるから。
自分が正しく努力することなく、他者を批判し見下しながら生きることにどんな未来があるというのだろう....
そんな生き方さえも批判できないのが今の日本なのだ。
子供は国の宝であるのに