進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
中国国旗のウチワ...
2019.03.05
-
Seeing is believing.は動名詞であるが不定詞の名詞的用法を使ってTo see is to believe.とも書けるんだ...と教室内でよく生徒に教えている。
「見ることは信じることだ」日本的な格言では「百聞は一見に如かず」。
まさにその通り。
生れながらの天邪鬼の私は「教科書に書いてあること」「マスコミ(メディア)が大々的に報じること」「TVのcommentatorが語ること」など....ああそういう見方もあるのかぐらいにしか受け取らない。
それなら「現地へ行って自分の足で歩き・語らい・見てくる」ことが最大に自分にとっての事実となる。これ以上の証明力はないであろう。
この故に私は自分の中にある「タマラナイ疑念」を晴らすために「Hawaii・Hong Kong・Seoul・沖縄」に行った。
一度になど行けるわけがないから、20代の終わりから「お金をため・時間を作り・事前の勉強をして」数年に一度ずつ実行した。
結果は本当に行って良かった。何より現地の人たちと話せたことが最大の収穫であった。
4か所について書くと量的に問題がありそう...(とまらなくなって)なので、今回は沖縄に限定しようと思う。
まあ、個人的なことで恐縮だが2つの理由で沖縄にはご縁があった。
まず自分はイギリス国教会・Anglicanのキリスト教徒であるが、沖縄は江戸時代の琉球王のころからAnglican missionary(宣教師)による伝道活動があった。第二次大戦の沖縄地上戦では多くの犠牲を出しながらも生き残った信徒を米軍チャプレン(従軍牧師・司祭)が探して「名護」でその一人を発見した。
その後沖縄はアメリカ聖公会(Anglican)のHawaii教区の管轄となって教会が各地に復興されたのだった。
2つ目の理由は....長男が沖縄北部にある大学に進学。これは地元高校からの一人目であった。私はこのときから沖縄が第2の故郷と思っている。
ハッキリ言って当時沖縄には親戚も友人もなく、親子して本当に不安だったのが本音。
このとき最大に頼りになったのは同じAnglicanの教会だった....司祭さまは日本人だったし、信徒の皆さんがどれほど長男のことを大事にしてくれたかわからない。
だから私は返しきれないほどの恩を沖縄に負っている。
長くなった...でもその流れで沖縄各地の米軍基地を訪問しなければ「本当の沖縄」を見ることはできなかったろう。
ある日、沖縄にいた私は那覇でレンタカーを借りた。..alone driverだ私は。
沖縄のレンタカーは本土よりずっと安い。ガソリン満タン返し不要なんて言うのもある。
....という流れで那覇から北部まで絶対に「沖縄自動車道」に乗らず国道58号に沿って北上する。時間があればこのルートがおススメである。本当の沖縄を見ながらの旅になるから。
那覇市内の渋滞を抜けてまだ1時間くらいだったろうか、あまりにも有名な「嘉手納基地」にさしかかった時だ。嘉手納は米空軍の基地。平坦なので戦時中までは日本軍の航空基地があったところだ。
案の定、嘉手納基地のgate前には反対派がいる。彼らのお陰で大渋滞しているからジックリ観察できる。
私は大学紛争とか成田空港建設反対とかの火炎瓶が飛び交う時代を本当に毎朝目の前に見て育った世代だから、アカ旗を振っているのは大学生くらいの若者だというimageを持っているのだが、この時にもう時代が違うことにやっと気が付いた。
gate前で「米軍出ていけ+平和...平和!」と叫んでいるのは老人たちだった。どうみても65~75歳だろう....これにはつくづく驚いた。
反対派にも矜持があってしかるべきだろう。お年寄りに基地反対闘争をまかせてよいのか?
米軍基地に行くからそのたびに確認するが、在日米軍基地のgateは「地元管轄の日本側の警察+MPに指揮される基地警備隊(構成は英語堪能な日本人)+基地警備兵」の3重のguardである。
若い20代の機動隊員はgate前の反対勢力を排除せよ....と言っても自分の親より高齢な祖父母にあたるくらいの世代の人間を強行に排除するのは心情に於いて忍びないであろう。
これも「左」の戦法か...と思えば「卑怯な!」と思いつつも納得できる。
ここまでは私「ニシカワ」も同情的に推移する。
しかしである....驚愕の事実を現地で見てしまった。
gate前でオジイサン・オバアサンが振っているウチワを見て皆さんはどう思われるか?!
上記の写真の青い旗を持ったオジサンのウチワに注目していただきたい!
「真っ赤な中国国旗」がプリントされているではないか....
さらにプラカードには「日米の侵略軍は出ていけ!」とあった。アメリカについて言うならまだ理解もできよう....彼らは日本の自衛隊も出て行けと言うのである。
ヤマトは出て行け!....彼らは叫ぶ。
ヤマトって何?
オレに出て行けというのか?
さらに驚愕すべきは「沖縄は琉球として独立したい!それこそがアメリカからもヤマト
(日本本土)からも自由になるただ一つの道だ!」と彼らが大音声で言うことだった。
おそらく、米軍が出て行った後には時を移さず中国本土から人民解放軍が入るだろう。
それが彼らにとって「幸福」な日々になるのだろうか。
ウイグルやチベットをPC検索してみよう。
くどいよ!....と言われそうで一瞬躊躇するが事実だ。
中国はアメリカに挑戦して太平洋の支配権を欲しくてたまらない。
太平洋に出て行こうとして、邪魔になるのは「沖縄」であり「沖縄駐留のアメリカ軍
」にほかならない。
大体...日本国籍の日本人が大陸の中国国旗を振っていること自体がおかしい。
ここは天安門広場か?