進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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飯岡...つて?
2019.03.04
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地図を見て頂きたい。
千葉県の房総半島で一番わかりやすいのは九十九里浜だろうと思う。
九十九里をドンドン海岸線に沿って北に上がって行くと太平洋に向かって飛び出した犬吠埼にあたる。
その向こう側は利根川の河口「銚子」。
手前の九十九里側が「飯岡」である。
飯岡は九十九里浜の北端にあたる...前方には茫々たる太平洋が広がり、背後は灯台がある丘だ。この丘を越えるとすぐに「銚子」の市街地にはいる..というlocationである。これが飯岡港。
実は飯岡は大きなイシモチが釣れる「穴場」でもある。イシモチは砂地の海底で潮通しの良い海域に棲む。東京湾だと木更津以南、冨浦~館山にかけてよく釣れるサカナだ。
私も還暦を過ぎたジイサンになった。老人は過去の思い出に生きる(否定しないで!)。
飯岡... the moment I hear the name of the place...I do remember the old days that Dad took me to ' Iioka'.
そう...記憶が定かでないが小6の梅雨の終わりごろだったかな...「利根川河口のハゼが釣れず、九十九里浜のヒラメもダメ!1」だった厳しい結果に親父は全く未開拓の「飯岡漁港」にトライした。 tried....
アキラメナイで「最後の幸運」にかける...それが親父の意地でもあった。
くじは当たった!
あの時の飯岡漁港には産卵だか、乗っ込みだか知らないが....上げ潮に乗ってイシモチの大物がガンガンと浅場に突入して来た。
今でもわからない....
でも40㎝級のイシモチが入れ食いになったことを想像していただきたい。
時には50㎝超の個体も混じった....あれはもう「二べ」だったんじゃないかな...?
海に落ちそうになりながら...(実質..もう落ちてもイイ!)釣りまくる。
もう嬉しくて死にそうである。
仕掛けも覚えている「4.5mくらいの投げ竿に、ドでかいスピニングリール」は親父のおさがり。ジェット天秤25号・セイゴ鈎15号・ハリス6号だった。その道の趣味の方はおわかりと思うが。これはもう竿が折れなければ1m級のサカナでも切れない仕掛けだ。
結果、親子の合計は信じがたい大物のイシモチを含めて3時間で108匹だった。
108匹には意味が何かあるんだろうか?
数年前に真冬のアジ釣りでピンポイントに偶然遭遇して入れ食い。
結果を精査するとキアジ「108匹」だった。
想ひ出の彼方の「飯岡」。
もうあんな釣りはないだろうなぁ....
イシモチ。エサが大きい方が良く釣れるから興味深いサカナだ。これはイシモチ。まあ最大40㎝。
酷似するがこれが「二べ」
二べはこのくらいに成長する。
因みに私が小4の時に利根川大橋を渡った向こう側の茨城県「波崎」の漁港でフネからウィンチで下ろした銀鱗に輝くサカナが二べだったが、漁師のオジサンがメジャーで測るのを見ていたら2.3mだった!
イシモチと小型発育期の二べは混同されることが多いし、興奮して釣っている最中に識別などに悩んでいるヒマはない。
飯岡のイシモチ・二べは塩焼き・刺身・鍋物・煮魚・アラの味噌汁....もうなにをしても美味しい。