進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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ウラジミール・プーチン
2019.03.01
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あまり書くと今度はロシアに行けなくなりそうだ。
...が敢えて書こうと思う。
現在日本は北方領土の返還を求めてロシア連邦と外交交渉中であるが、そのトップにいるプーチン大統領の経歴は誰もあまり言わないなぁ...
まず驚くのはエリツィン大統領が辞任する話になる直前に、ようやくロシア国民が知った名前だったことだろう。それまでは誰も知らなかったしロシアのmediaも報道していなかった人物だ。
異例なのはプーチンが元KGBの情報将校だったことだ。
いや、「過去がどうあろうとも....今が大切なんだ」なんて言うのは愛し合う男女の間の恋の話であって他のすべての分野では貴重な判断材料としての価値がある。
一種の統計学とも考えられるけれど「過去にどんな行動をしたか?」「一定の条件でどんな理解をし行動するか?」というのはその人間のうかがい知れない心の状態を知る最大にして唯一の手掛かりだ。
プーチンはかつてのソ連時代の国家秘密警察KGBの青年将校として、統一されるまえの「東ドイツ」にいた。そこで対米諜報活動を行っていたプーチンはアメリカのジワジワと押してくる力で東西ドイツが一つになり「ベルリンの壁」が民衆にこわされ引き倒されるのを目の当たりに見た....
自分のなかで絶対であった「ソ連」がアメリカの影響を受けた力で崩壊して行くのを見て、プーチンの中には「アメリカへの恨み」が盤石として残った。
KGBの訓練を受け優秀な軍人だったプーチンは相手の心を読み、その態度や言動を180°変える。それも自分や自国の利益と目的のためであろう。
対米会談...対米交渉でその時の米大統領によってまったく違う印象はその為だ。
いま、アメリカで大きな...否「shockingな」話題は前回の大統領選挙にロシア(プーチン)が強力にして綿密なサイバー攻撃をかけ、クリントンの民主党陣営を大きく不利にする状況を作り出し共和党のトランプを当選させた...という疑惑である。
優秀なハッカー集団を駆使して行われたアメリカ大統領選挙への介入は大成功、プーチンが予測していたより遥かに強力に実現した。
アメリカのYahoo Newsで以下ジックリ読むことをお勧めする。
「ウィキリークスの暴露把握か=16年大統領選でトランプ氏-元腹心証言・ロシア疑惑」