進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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ルサンチマン増大の原因
2019.03.08
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カメラがフィルムからSDになって何年たつのだろう。いやまだ市場にはフィルム式カメラは出回っているんだろうか?
今ではデジタルカメラを持つ人すら更に減少し、ほとんどの人がスマホで写真を撮るようになった。スマホのmeritは写真を撮ったらその場でLINEにもFacebookにも投稿できることだろう。
すなわちこの「即時性」と手軽さこそがSNSの最大の魅力...いや威力だと思う。
ただ相手の今を考慮しない「即時性」はそのsimultaneouslyな効果ゆえに注意が必要だ。これはあまりの嬉しさとか感動をすぐにも届ける乃至は知らせるのが友情のしるしとばかりに...外食とか旅行の瞬間を送ってしまうことだろう。
私も塾の授業の真っ最中に「いまオアフ島のワイナマロにいます!BBQごらんください!」なんて言うLINEが来ると「ウワッ!」と思う。
おまけに...このLINE/Facebookにupする写真は自分にとって良いことの証(あかし)というか自己宣伝的なところがあることは否定できない。
人間..人生に良いことばかりではない。ジッと現状にガマンしている人だって存在するのである。一説によるとSNSで飛び交う「嬉しそう」「幸せそう」な情報+写真を見て不満をつのらせていく人間が急速に増大中という。
これが社会不安を煽り、精神の歯止めがきかなくなった人間が理性の防波堤をこえてしまうのだという。
気持ちよく投稿していて恨まれるのでは...それどころか社会的に不穏な状況を知らぬうちに醸し出しているのでは投稿者本人もさぞ不本意であろう。
安全策というか対抗策はただ1つ。
絶対に信用できる友人・知人・親類くらいに投稿の公開範囲を限定すること。
他人の幸福を見聞きして素直に喜ぶ人ばかりではなくなった....
ルサンチマン(お調べください)は憎む相手だけでなく自分の人生も破滅させてしまう。
ご用心。