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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

キレる大人...

2018.08.13

「キレる」と言うのは言葉自体が若者言葉であるし、広辞苑にも広辞林にも載っていないから若者、それも10代のteen-agerまでのことかと長い間思っていた。

人は先が見えなくて将来に対する不安を感じたまらない気持ちになるらしいが、これは若者の不安だろうと思う。遥か昔の自分も...こんな勉強をして何になるんだろう、自分は将来どうやって生きて行くのだろう?という不安に圧し潰されそうでいつも怯えながら..その不安を隠すためにだろうか、いつもやはり怒っていた。

それとは逆の「先が具体的に見えてしまう将来に対して」は狂わんばかりの不安を感じる。それは大人と言っても中高年の場合だろう。

私の友人たちの多くも定年を迎えようとして実に不安がっている....頼みの綱の退職金で家のローンの残債を支払ったら、貯蓄と年金で毎月「升ではかった」ような生活が待っている。嘱託で残るか準社員でもよしとしてあと何年かを働くか....その不安は大きい。

若者はキレても、どれほど不安でも「時間」という賜物がある。

キレる大人と表題を書いたが、働き盛りの年代よりも実際には中高年と老年の占めるケースの方が遥かに多いのである。

精神学者によると人は皆、心の中に「怒りをためるダム或いはバケツ」を持っている。マグマが溜まった火山と言う表現もある。

中高年以上の大人はそれまでに培った人生訓や体験を駆使しては「理解できない怒り」をガマンしているが、限界に達した状態のときに....そう何か自分の中の何ものによっても処理しきれない出来事があった時に我を忘れたように「キレ」てしまうのではないか。

恐ろしいことに中高年+老人の範疇に属する大人は....キレる相手を無意識にか意識的にか選別している。]

そう獲物を探しているのだ。

普段日常的に自分と良い関係にある、それとも自分を支持してくれる同調者・友人とか自分の意のままに動く年下の者には絶対にキレることはない。

イケスかない奴だ....生意気な奴だ...という人間に対しては火山が爆発したように確実にキレる。

会社や組織内で普段からその「イケスかない野郎」を責め立て糾弾する証拠・材料をこの日のために蓄積しているんだから気をつけよう。まるでかつての「スパイ大作戦」のように。

心に平安がない状態の人間は....必ず誰か「敵」を作らないと心の安らぎを得られないというdilemmaに落ち込む。

もうあの小泉首相(敢えてお名前を出すが...)の規制緩和政策の実施以来、日本には年功序列もなく終身雇用の安定は消滅した。

それが良かったか...否か。

それはこの拙いブログをお読みの貴方自身が判断することである。

私自身をも含めて、決して哀れでミットモナイ老人になりたくはない。

ここで言うのは外面の老化ではない...白髪やシワがどんなに増えたってかまわない。

自分が晩年に向かって..いや生涯かな「やりたいこと」は何なのか?
それが明確にわかっている人は魅力的だ。

人を謗らず、憎まず、恨むこともない。

ああ...こんな人のように生きたいなぁ。


大人は若者の範となるように....

大人の責務は思いのほか..重いのである。




キレる大人...

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