進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
大瀬崎
2018.06.20
-
大瀬崎は「おせざき」と読む。
沼津から県道414号を南下して狩野川放水路「口野」交差点を右折してどこまでも行くとやがて大瀬崎に行ける。
フネではNSSマリーナのシーカヤックやヨットのメンバーが良く行くらしい。
淡島から沿岸航法でよいからコンパス針路を西に進む。ただ、漁港近くの係船浮標や禁漁区のブイに気をつけること。
一番注意するのが小型小規模の「定置網」だ。
大体がサカナの通り道にあたる「湾の出口」とか「岬の先端部」に設置してある。一瞬「イケス」だろうと思うが、小さくて見落としそうな浮きがついていてかなり広がっている。ペラでひっかけたら数百万円の損害賠償になる。
大瀬崎は文句なしに美しい。
写真は冬の大瀬だが、外海の駿河湾が西風で荒れていても大瀬の湾内はこのように波静かである。台風が来ても大瀬の海水浴場だけは泳げることでも有名だ。
大瀬崎には大瀬神社が古くからある。
海中に突き出た小さな岬なのに「真水の湧水の池」があり、たくさんの真鯉が泳いでいる。この鯉をバカにしてイジメると大瀬の神さまから神罰が下るということである。
大瀬崎の外海は急深になっていて海中は駿河湾の最深部に向かう崖のような地形である。
黒潮の枝分かれした支流が流れ込み、潮流は速く波も高い。
淡島と同様に旧海軍の音響兵器「ソナー:アズティック」の研究施設があった。確か今は海上自衛隊か海上保安庁が後を継いで管理している。
因みにこの大瀬崎までがマリーナで許されるboundary(航行海面)の限界である。
富士山の西には日本アルプスや甲府の甲斐駒ヶ岳が見える景勝の地だ。