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ジェンキンス氏...

2017.12.12

長い間聞かなかった名前を見つけた。

曽我ひとみさんの北朝鮮による拉致事件だ。
ひとみさん夫のCharles Jenkins氏が亡くなったそうである。77歳....RIP.

私が一番印象深いのは彼が在日米軍の座間基地(Camp Zama)に出頭した時の姿である。ジェンキンス氏はアメリカ陸軍の兵士だったが、在韓米軍の一員として勤務中の..確か1965年だったか国境のDMZを超えて北朝鮮に亡命した。Camp Zamaへは軍法会議への出頭だったと記憶している。

あのGateでMPにジェンキンス氏は直立不動の姿勢で敬礼した姿は立派だった。

氏の北朝鮮への亡命はヴェトナム戦争へ派兵される恐怖からの逃亡と言われている。敵前逃亡...しかも敵方への亡命は軍規にてらして厳罰になるはずだった。しかるに、おそらく日本政府との事前協議があったに違いない。判決は禁固30日と極めて軽いものだった。

その後、個人的にもジェンキンス氏がどうなっていくのか...かなり気になって関係のnewsを注視していた。日本に帰ってからだったが、当時まだご存命だったお母さんに合うために米本土に帰ったことがあった。

彼の心中を察するにあまりある....在日米軍の軍事法廷で課された罰をつとめたからと言って、やむない事情ではあってもおそらくは「あわせる顔がない」心情だったに違いない。実家に帰った時の彼の表情はそれを物語っていた。

アメリカでは退役軍人(so called ' Veteran ' )に対する尊敬の心は非常に強い。その一方で徴兵拒否者・敵前逃亡をした兵士はたとえいかなる理由があったにせよ「合衆国のために命を捧げなかった」ことを消せない事実として周囲から責められる。

今の日本なら「拒否も逃亡も」憲法上の自由だ!なんてことを平気で主張するだろう。

でも太平洋の向こうのアメリカではそうはいかない。アメリカ人が我々に「キミたちには愛国心はないのか!?」といまさらに言えないのはこのためだ。この憲法草案を英語で作って戦後7年間にわたり日本を統治+指導したのがアメリカなのだから皮肉な結果である。

やはりジェンキンス氏が数十年ぶりに帰省した時にも' Betrayer!'「裏切者」' Shame on you ! '「恥を知れ」....と書いたプラカードを持った抗議する人々がいた。行政上の判断と指導があったのかこのsceneは一瞬しかTVでは報道されなかったことも記憶に新しい。

ジェンキンス氏は北朝鮮にいた長い年月をどうして過ごしていたのか?おそらくこの点は座間の陸軍軍事法廷で最も追求されたであろう。

氏の法廷での証言によれば「人民軍学校で英語教師+プロバガンダ映画に俳優として出演」していたそうである。

もう亡くなったジェンキンス氏は死をもって償った。

アメリカのmediaも氏が亡くなったことに対して何の反応もなく報道もしていない。

人は生きる限り過ちをおかす。

自分はそんなことはありえない....と誰が断言できるだろう。

氏の信仰は知らない。

しかし..神許したもう...と信ずる。

May his soul rest in peace of God.....

北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(58)の夫で、新潟県佐渡市在住のチャールズ・ジェンキンスさんが12月11日、亡く…

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