進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | 特攻ってなんだ?


2024/03/23
特攻ってなんだ?


はじめに言っておきたい。私は決して断じて右翼ではない。生まれながらの日本人であり、誰よりも日本の平和と繁栄を願う一人だ。

ただ....戦後生まれではあっても私の父や伯父たちは80年前に、あの大平洋戦争に深くかかわっていたことが事実となってその後の私の人生観と価値観....まあものの考え方のすべてに影響を受けることになった。

大体において 今の世代は「特攻」だけでなく「戦争」という言葉にまったく関心がない。これは「絶対にイヤだ!」という強烈な忌避感をいだくより絶望的だ。忌避とか敵意は対象を認識して....すくなくとも自分がそうなったらという能動的な判断がある。一方で「無関心」自分には関係ないよ...ということが最悪の事態をやがて招く。

驚くべきことに先の大戦に日本が敗れた結果、二度と日本が同じ道を歩まぬように日本に上陸した連合国の中心にして最大であったアメリカはGeneral Head Quarter(GHQ)によって強力な内政指導を行った。

最大のものは2つ。

農地改革と財閥解体である。これは中学校の歴史教科書にイヤと言うほど詳しく解説されているし高校入試にも必ず出題される。言わば旧態日本から新生日本への希望の象徴のように記載されている。

同時にアメリカがGHQを通じて最大の目標としたことは何だったか?

それは「個人の尊重」或いは「価値観の自由」と美しく....誰も否定できない言葉であるが、それは一方で「過去の否定」と「伝統・歴史の忘却」...つまりは愛国心を捨てることだったと言える。

日本人の心に根ざした愛国心が明治以来の日本の富国強兵と殖産興業を急速に可能にした事実をアメリカは恐れた。その故に「大陸に進出し太平洋に勢力を伸ばそうとした」とアメリカは分析判断したのであった。

それは事実だ。

しかし、一方でアメリカを始め欧米の列強は.....そう日本の歴史では江戸時代の中期くらいから、アジア・アフリカに何をしたかを考えてみたい。

軍事・経済で劣るアジアやアフリカの弱小国を占領或いは保護国として介入した。その目的は植民地と本国の関係であった。植民地化された現地の資源と安い労働力によって本国はますます富み栄える...という構図。

私は大学で「歴史学科」の学生として...苦学の末の社会人学生で入学したのはこのあたりの歴史を大学の歴史学科ではどのように解釈して「講義」するのかを知りたいためであったのだ。歴史学科の教授に個人的に質問そして直接の指導を受けられたのは生涯の宝と考える。ここまで来るのに非力な私は20年近くかかった。日大母校の教授による私の疑問+質問への回答と指導には涙なくしては語ることのできない深いものだった。

抽象論はここまでとしよう。

具体的な特攻とは何か?

それは通常の戦術・戦略では勝算を得ることがまったくない時に考えられる限界の作戦である。ゆえに特別攻撃隊。略して「特攻」と称せられる。

特攻には具体的に3つあった。

航空特攻・水上特攻・潜水特攻の3つだ。

敢えて説明すると......航空特攻は飛行機に250~500㎏の爆弾を装着して沖縄へ離陸。

陸軍航空隊では「一式戦 隼戦闘機」海軍航空隊なら「21型...52型零戦」が離陸して行った。これだけの重量を負って空戦などできるものか.....

戦争は負ける。

それがわかっていながら......でも連合軍・アメリカ軍との終戦交渉に少しでも有利に立ちたい。それが343航空隊の悲願。沖縄に散った若鷲の「こころ」を考える。

繰り返すが。私は右翼でも極愛国主義者でもない。

自分と自分の家族までの繁栄をあなたが望むなら........

日本は終わる。



特攻とは

究極の選択である。

自分を犠牲にしてもいい。

如何に戦後の日本が「平和で豊かな国」になれるか....その究極の選択だったのではないか?

映画や小説のような「カッコイイ」ものではない。伯父からは繰り返し教えられた。

全てを忘れ、すべてのために....離陸して行く。

それが特攻だった。

自分の死が.....存在の意味が戦後の日本の平和と繁栄につながることを信じて。

そこに愛国心も軍国主義も全体主義などあったろうか.......

死にゆく兵には「父母...兄弟...故郷の友人」が元気でいてほしいと言う以外の何もない。

自分の死によつて彼らを守れるなら....と願う自己犠牲の究極が特攻だった。

今の日本は明治以来の戦争の犠牲の上にある。

繫栄をほこるのもいい。

でもその裏に.....どれだけの犠牲があったのか。

それを忘れないで欲しい。

重ねて言うが、特攻は洗脳された軍国主義によるのではない。
国を愛し...親兄弟....友人のすべてを守りたいという究極の選択だった。

フッリピン海上の米空母に特攻機命中。

今の日本はその犠牲の上にある。

誰が特攻を批判し意見できるのか.....繁栄と平和を享受しながらよくも過去を否定できるものだ。

私は命ある限り伯父たちの墓参をしようと思う。












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