進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 | 日記 | どうしても「キアジ」が最高!
2019/05/28
どうしても「キアジ」が最高!

駿河湾で釣れるアジは決して1種類ではない。

これが一般的な「マアジ」
マアジ(クロアジ)・アオアジ・キアジ・Hybridアジ(マアジとキアジのhalf)...さらによくわからないが特に淡島周辺で妙なアジが釣れる。周囲にイジメつくされて餓死寸前のようなそれこそtissue paperのように痩せたペラペラのアジ...私たちのグループでは「ガタアジ」なんて呼んでいる可哀そうなアジ。
堤防で梅雨から秋まで釣れる小型のアジはスーパー鮮魚コーナーで売っているマアジ。このアジは海面の表層を泳ぐ「クロアジ」だ。これは駿河湾では極めて一般的で沖へフネで出て魚探に反応があればガンガンとコマセをすれば釣れる。遊漁船がお客に釣らせるアジがこの駿河湾の「マアジ(クロアジ)」である。

つぎに別種と思われるのが「アオアジ」。スポンと胴を切り落とすと断面が「丸い」のでマルアジとも呼ばれる。経験的に言うとアオアジはブリやカンパチの真似でもしているのか、いつも水深20mくらいの中層をもの凄い勢いで...そうあたかも「魚雷」のように泳いでいる。コマセを頑張ってまいてもも瞬間にいなくなるアジである。
アオアジは「身がモッちりしている赤身」のアジである。個人的には刺身には向かないと思うが...専門書の解説によると「漁獲高が少なく高価で取引されるアジ」とある。
わが家に持ち帰るとアオアジはアジフライか生姜醤油で煮魚になる..いやこれがまたオイシイ。このために生まれて来たかのようなアジである。身は柔らかく魚体はそれこそ魚雷のように細長い。
次に言うのが「キアジ」.......もうくどいなぁ、と思われる方も多いのでは..と思いつつ。
前述の沖合の表層を泳ぐ「クロアジ(マアジ)」のうち....「ココ..いいんじゃない!」ということで沿岸近くの「根」(海底の大きな岩や海底の起伏激しい局所てき部分)に居を構えるアジがいる。
それが「居着きのアジ」and/or「キアジ」だ。外房の館山や三浦半島先端の松輪では「キンアジ」と言う。
ハッキリ言って、最早「神格化」されたアジではないのか...?とさえ思う。

これが「キアジ」だ!
前述の「マアジ・クロアジ・アオアジ」と同じに見えるだろうか?
M師匠のキアジ釣りを学んだ弟子たちは、それぞれの遣わされた場において「アジ釣り」分けても「キアジ釣り」の意味を学んだと思う。
くり返しになるが「キアジ」は貴重にして...深海の宝石と呼ばれる「アカムツ」と同じ位置にあると思う。
学者は...外洋の表層を泳ぐクロアジが、たまたま見つけた海底の「根」に居着いてキアジになる....という意見と「キアジ」は全く別の種のアジである...という学説を主張する2つにわかれる。
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