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国語...その力

2018.12.11

国語(こくご:国の言葉)と何気なく言うけれど、我々が日本人だから日本語を国語と言う。英語が母国語の国なら国語は「英語」である。

国語はパソコンで言うならOSだ。どんなに高価で優れたsoftをいれたところでOSの能力が低ければ使いこなせずうまく動かない。それはパソコンの機能的な問題ではなくあくまでOSの能力の低さが原因だ。

これを読んでお怒りの(中には激怒する)方もいることを予想している....でも敢えて言いたい「国語がダメなら全部ダメだ!」

塾生にも可哀そうなくらい国語ができない生徒がいる。本人は真面目に一生懸命に勉強するのだが基本的に「読み・書き」のスピードが遅いから本人も悩んでいる。

早く・正確に文章を読み、要点をとらえて書く...この作業がsmoothに行かないためにどれほど多くの生徒たちが苦しみ抜いていることか。

そんなことがあるものか!....とお考えの方もいるだろう。

では実際の教育現場では何が起きているかご存じだろうか?

数学では計算やグラフで生き生きしていた生徒がまったく元気がなくなるのが「応用編の文章問題」だ。問題文を読んで自分なりに式を作って行くことがまずできない。読んでも意味がよくわからない。問題が何を求めているのか...答えに何を書けばいいのかが読み取れない....

英語にはその影響が出始めるのが中2からだろう。三単現のS・進行形・過去形などが出て来る頃からおかしくなる。要するに「日本語で説明される文法」が国語力の不足により理解できない..或いは不十分なままに進んでしまうからだ。「こんなに勉強しているのに...」とタマラナイdilemmaに陥ってしまい「聞き流すだけで英語ペラペラ」なんて言う安易なモノに気持ちがグラつきだすのは真面目に勉強している生徒だろう。

社会では国語そのものとほぼ同じと思う。教科書を読んで理解できるか...読んだ内容を覚えられるか...覚えた内容で作文ができるか(イギリスが高緯度なのに気候が温暖である理由...など)。

理科は社会とほぼ同じだろう。比較対照実験やフェーン現象などの理由の説明に国語力がものを言う。

国語(日本語)そのものについては「言わずと知れた」ということなかれ。今、学校で学んでいることに全力を尽くしてほしい。それが単純な「漢字」であろうと、より複雑な「作文」であろうと同じだ。

今、目に前にある喫緊のことに心を込めて取り組もう。ここで不平不満を言わず自分の持てるすべてを(...たとえほんの微力であっても...)投入してやってみる人間とそうでない場合とでは将来それこそ「月とスッポン」に大きな差になってくる。

かなり勉強した人はお分かりだろうが....国語の力(漢字・作文・読解・発表)は今日勉強したから明日は身につくというものではない。所謂「即効的な具体性」がない勉強になる。したがって、すぐに「結果を出せ!」という成果主義や実利主義の企業的な期待とは全く極性違いの所にあるのが「国語の勉強」のまどろっこしさ....である。

国語はある意味において「その人間の幼少から今までの累積」でもある。

幼少のころからの家庭内或いは家庭の外部の人間との接触を通じて形成されてきたものが本人の国語の基盤になる。

だからこそ、両親・家庭環境が重要になってくる。

ではどうすればよいのか?

私はご両親はそのままの立ち位置で頑張って下さることこそ大事と思う。子供は懸命に働き家庭の維持に頑張っている両親の姿を見ていないようでいて実は見ているものだ。

子供は「親のガンバリ」を見て自分に何ができるかを考えること。
それができなければ永遠に...誰かのせいにして・誰かを責めるようになってしまう。

この点についてはまた後日「ルサンチマン」に言及したい。

今の日本では家族の中で誰かが...そう天地がひっくり返るような革命的なほどの勉強をして始めてその家庭の+本人の運命が変わる。

親や家庭がどうあれ....頑張って勉強をして欲しい。







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