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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

伊豆と房総

2018.12.09

地図で見ると東京を中心にドーンと2つの違う形の大きな半島がある。

あまりにも昔から日本人の我々は見慣れているためか...もし片方の半島がなかったら?
と考えることなどなかったのではないか。

考えて見ると関東地方はこの大きな半島が支えになっているように思えてならない。いやいや...経済とか流通とかだけではなくもっと原始的な部分である「見た目」の視覚効果とでも言った方がいいだろう。

もう何度も塾ブログで言及してきたが、祖父は外房の御宿出身なのでもう小学1年のころから房総半島はホームグラウンドのように遊びに行ったものだ。伊豆は今住んでいる伊東に来て40年をとっくに越えた。

だから...という訳でもないのだが、幼少の頃は父に連れられ、長じては自分のバイク(日本語のほう)やクルマでこの2つの半島の違いを実感できたことは本当に貴重な体験だと思う。

さらに驚いたことに「伊豆の人間は千葉の房総を知らず、房総の人は伊豆を知らない」という事実だ。外房の御宿(おんじゅく)や勝浦の人は伊豆の温泉、view points、歴史などをほとんど知らない。伊豆の人間は...特に伊東からは東方向に真っ青な相模湾があり、その向こうには良く晴れた日には房総半島が見えるのに...知らない。

知らないから人は夢を持つのかも知れない。

もう何年も前から伊東市内の小6で行く修学旅行先はまさにその答えである。

チャーターバスで早朝に伊東を出発して、東京湾アクアライン(海ほたる)で房総の木更津に渡る。そのまま内房を南下して鴨川に出る。鴨川からは外房の海岸線を北上してようやく宿に着く。宿泊先は「勝浦の三ヶ月ホテル」である。

翌朝は早めに朝食を済ませて、また木更津からアクアラインで東京湾を渡り川崎へ。その日は浅草やスカイツリーあたりを班別行動で見学する。

普段行ったことがない外房と外国人に大人気の浅草周辺を見学し、実際山手線や都営バスに乗ってグループで行動させる...というなかなかの内容を盛り込んだプランである。

ただ個人的な意見としては、初日の房総へ渡るコースを「翌朝にまた戻る」というのはいかがなものか...と思うが。

まあ、子供たちが喜んでいればそれでいいのかな。

あと、imageとしてはあくまで個人の感覚だが....伊豆は高い山が連なっていて温泉が豊富である。海岸は溶岩の冷えて固まった磯やゴロタ石が多く、どちらかと言えば「磯が高い」ように思う。

房総の海岸は全く逆だ。(最近いい大人までが「真逆(まぎゃく)」と言うが広辞苑には載っていない...いま調べたがやはりない)

高い山といえば金谷の鋸山と南房の清澄山くらいした半島には存在せず、低いなだらかな丘とその間を縫うように平地が続く。火山がないから温泉も非常に少ない。九十九里の端にある「白子温泉」と「勝浦・鴨川・千倉」の温泉くらいしか思い浮かばない。

海岸も堆積岩が浸食されてできた平たい感じの「平磯」である。だから伊豆のように磯に上がって仕掛けを投げてもここでは水深が浅い場合が多い。それでも夜になると沖から信じらえないほどドでかい大メジナや「年ナシ(としなし)」のクロダイが足元の浅海に侵入してくるのは流石だ....場荒れせず、自然が残っている。

房総半島が女性的なら伊豆半島は男性的な印象と言えるだろう。

個々の海岸や釣り場の話をしたらきりがないの残念ながら今日はここまでにしておこう。

これは典型的な外房の平磯だ。外洋性のオナガメジナ。内湾のメジナとは尾びれが違う。

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