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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

カラス...に思う

2018.10.15

伊豆にはカラスが多い。それも沿岸部に多いところを見ると漁港が彼らのエサと住まいになっているからだろう。伊東の漁港など夕方の日が落ちる10分くらい前になると外出していたカラスが帰って来て群れでグルグル漁協の上空を旋回している。これが数羽ずつチェックインするらしくだんだん減って行き真っ暗になるまでには完全に収容終わりになるから凄い。羽田か成田の地上管制を見るようで感心するなぁ...お見事。

もっともカラスには2種類いて、海岸付近にいる「クチブトカラス」と山間にいる「クチボソカラス」である。東京や横浜の低空域で制空権をもっているのは前者。夜明けから夕刻の中華街など...飲食店街の廃棄ゴミをあさるツワモノだ。なんと言っても彼らは人間を全く恐れない。

その生態には強靭な生命力と人間を「小バカ」にした態度が満ち溢れていて驚く。coreを言えば「ココまでやっても大丈夫だろう...」とそれまでの限度を超えた何かをやっては「人間の反応」を見る。人間が怒って反撃してくれば「そこ」でやめる。人間が逃げれば「まだまだ行ける!」とさらにescalateした行動に出る...何かどこかの国そのものではないか....。

実際に私はカラスのふてぶてしい「核心的挑戦行動」を2回体験したヤツラの実力を知ったのだった。2件とも首都圏であったことがかえってその印象を強めた。

まず最初は上野動物園の事件...これも上野という東京都内の特殊な地域に起因する。ご存知のように上野には寛永寺があり徳川家との関わりが深い。一帯は不忍の池から鶯谷にかけて低い丘陵地帯をなす。幕末には新政府軍とにらみ合って「彰義隊」が立て籠もった。

そんな歴史の故にだろうか、ここには上野博物館・西洋美術館・動物園・水族館....とacademicな施設ばかりが目立つ。北西には国立芸術大学(芸大)がありそれらしき人が歩いている...自分はそんな雰囲気が好きで父と釣りに行かない雨の土日には友人と上野ですごしたものだった。

カラスは別の意味で上野に集まる。それは上野動物園の動物のエサのおこぼれを食べたいというだけでなく、上野の森に寝泊まりできるという安全性の上からもココを根城にしているカラスは数えきれない。管理者の東京都も上野公園という地域の特殊性からカラスの積極駆除はなかなかやりにくい。

その人間たちの事情や心理を見抜くのが「カラス」だ!

上野動物園のお昼時に園内のlunch cornerや屋外テーブルで1回でも食事していただければ凄惨な事実から多くを学べるだろう。

12:00~2:00くらいの時間帯は人間の昼時。カラスは稼ぎ時である。

長男・次男ともまだ小さったころ、私は昔過ごした上野が懐かしいこともあってよく上野動物園に行った。そんなある日..昼食時にすでに園内のrestaurantは満席でやむなくTake-out でplate lunchを家族の人数分買って屋外のテーブルでようやく食べていたときのことだ。

子供たちにアメリカン・ドッグとフランクフルトソーセージをケチャップとマスタードをタップリで買ってきたとき..その瞬間だ。

園内の小高い木の上にとまっていたカラスが、ウチのテーブルに急降下し着陸。椅子の上に鋭い爪の足でとまった!

家内も子供たちも「キャー!」「うぁー!」であとずさりで逃げる。その一瞬をついてカラスはアメリカン・ドッグを盗ろうとダッシュ!どうやらケチャップの多い方が好きらしい。

「フザケンナよーッ!」....失礼。私の叫び!こんなバカガラスになめられてたまるか!
瞬間の怒りに思わず怒鳴る。ヤバいと思ったカラスは急速現場離脱。また木の上から次の獲物を探しているではないか....。

その後はもうカラスは来ない。安心して見ていたらあちこちで悲鳴が上がり、カラスに昼飯を略奪されているではないか!

カラスもカラスだが、わが子のlunchをカラスに盗られて自分も一緒になって逃げる若いお父さんたちを見て複雑な心境になった。

イザ..という時に自分が犠牲になっても家族を守るのが父・夫たるもののツトメだろう。自分が逃げていてどうするんだ!

あわれ...この家族は高カロリーのウインナ・ソーセージ系のtake outを全部カラスの軍団に盗られてしまった。

一家の長たる「父」は家族と一緒に「驚いたねー!ケガしなくてよかった!」と大声で嬉しそうに笑っていた。

一事が万事だ...

キサマ....それでも日本人か!?と父と伯父たちの声が聞こえてきそうだ。

覚えておこう。

人間はその瞬間の「言葉」「仕草」...に将来・未来の運命が暗示されている。

閉話休題としよう。

以前にブログで書いたことではあるがre-confirmのためにくどいようだがもう一度。

人間...よく考えての「言葉・所作」にはあまり意味はない。それは...ある意味において「つくられたもの」だから。

一方で口をついて出た「言葉」は本物だ。
よくよく考えた「差しさわりのない言葉」など意味がない

第一印象で感じる「何か」は真実そのものでどんなマニュアルも通用しないくらい本物である。




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