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わかるまで教える。生徒の能力を引き出す...この2つを可能にするのが塾です。

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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

明窓浄机...って?

2018.06.25

「先生、オレ勉強できるようになりたいんです!」
「わかるようにしてください....」

まさにそういう燃えるような熱意をもって勉強したい生徒のためにこそ塾は存在する。

ただ、なかなか目的が達せられない場合に多くの生徒・学生が見落とす(かつて私も見落とした)原因は案外身近に存在する。

私は「勉強は一応するけれどテストの点は上がらず...成績も下がってきた」という暗い表情の生徒を随分見てきたが、意外にも共通するのは片づけをしないという生活の基本習慣がないことだった。

勉強...それも義務教育(Compulsory Education)の9年間の勉強が将来の「方向性・可能性」を決めるという「重さ」は彼らなりにわかっているようだ。

「でも....何をどう勉強したらいいのかわからないんです」と一様に言う。塾では最大公約数の「指導」をするが...「10人いれば10通りの勉強の方法があるんだ」「自分なりの勉強方法やスタイルを探すんだ!」としか言いようがない。

これは極めて「結果を出す」ための疑う余地のない方法論に聞こえる......

勉強とか学問は人間の一生を価値あるものにするかしないか...の大きな力を持つがゆえに
古来から「手を洗い・顔を洗い」精進潔斎して望んだものだ。

私の世代まではかろうじてその意味がわかった。

戦後も戦後...高度成長期も終焉して「個人最優先」の今の時代に生きる新・日本人にはまずわからない心の奥底の問題になってくる。

尊い学問には礼儀をもって接すること。

具体的な事例で言えば「自分の部屋も片づけられず、メチャクチャな机の上」で何を勉強するというのだろう?

そんな状態では何をどう勉強しようと身につきはしない。
もう...勉強なんかやめて技術で身を立てる漁師・寿司の板前・大工...などに進路を変えた方がよいだろう。

まず、自分の部屋を心を込めて掃除しよう。

次に自分の机の上をキッチリと片づけよう。

これは旧軍の座学や旧師範学校で言われていた言葉である。

明窓浄机(めいそうじょうき)

綺麗に掃除された明るい部屋。気持ちよく片づけられた自分の机。

そういう心をこめて整えた環境で勉強することだけが身につくのだ....

それが明窓浄机という言葉によって伝えられている。

これを信じるかどうかは自由だ。

学問は神聖なものだ。


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