進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
マルイカ...釣れる!
2018.06.24
-
これがマルイカ。或いはジンドウイカとも呼ばれる。
釣り・フネで私淑しているM師匠の言葉では「あめ(雨)イカ」と言われるくらい雨の日に釣れる。快晴ではあまり釣れない。海中の明るさが影響するのだろう。時期で言うと毎年の梅雨時の今頃に釣れ始める。
Omenはある....まず、5月の連休明けくらいからアジ釣りをしていると「ケガしたアジ」が釣れてくるようになる。これはイカがアジに飛びついて「首のうしろ」に噛みついた跡である。このアジは辛うじてイカの攻撃をかわしたが悲運にも今度は人間の仕掛けにかかったというべきか...
上から下まで6mもあるから仕掛けとしては長い部類だろう。要するにこの幅でイカをgetする合目的的につくられている。
仕掛けにはこんなイメージのものを使う。慣れてくると釣り現場にあったものを自作できるようになるが、初めのうちは地元の釣具屋でよくきいてヒット率の高い仕掛けを選んでもらうのが良いだろう。
オモリは釣り場の潮流や水深によって異なるがアジを寄せてからの釣り(アジを狙ってイカは集まる)になるので大体30号~40号。柔らかい敏感なロッドでアタリをとるから潮がユックリなら25号でもよい。
イカのいる深さはアジとほぼ同じだが、海底にまず仕掛けをおとして「コツン」と底を確認したら「いかにも弱ったイワシかアジが逃げている」風をイメージしながら微妙に誘う。
自分も正直言って5年くらい前に初めてトライした時には「誘い方」がまったくわからず釣果ゼロが続いてイヤになった記憶がある。
まあ、こればかりは言葉での説明は極めて難しい。You Tubeの動画を見ても「その海でその時に釣れた誘い」がたまたまそうだったということでしかない。
やはり「イカ釣りのウマい先輩」に現場で手ほどきしてもらい、実行することだ。
あと釣れた時の「誘い」とイカ特有のアタリを意地になって覚えておくことが肝心。
アジの映っている魚探の水深付近にマルイカはホバリングしながら突入の機会をうかがっている。イカのいるらしきタナのプラスマイナス5m付近で「ククック....ゴーン」という感じで重くなる。釣り人はこれを「イカが乗った」という。
実際にはイカが長い触手を精いっぱい伸ばしたら「スッテ(イカヅノ)」にひっかかった状態で....手一本で辛うじてつながっている。
嬉しくて興奮してもココでサカナがヒットしたときのような派手なアワセは禁物。リールを巻く時にはゆっくり丁寧に巻くことである。イカはあしが柔らかいからアワセが強すぎたりリールをガンガン巻いたりすると水中でバレてしまい「イカの触手」がちぎれてついてくる。
上記の図に見えるのはイカのルアー「スッテ」という。その日の天気・水温・潮の濁り具合でイカの好みのスッテは変わる。この辺はその日そのときになってみなければわからない。
釣りあげたマルイカはタモのなかやフタ付バケツなどで十分にスミを吐かせてから「ジップロック」に入れてからクーラーボックスに入れよう。
マルイカのrecipeはnetで様々に紹介されているが、新鮮な透明な身が食べられる釣り人は「刺身」でいただこう!
詳細はnetの説明に譲るとして「ゲソ」の利用について一言。
身とエンペラは刺身にしている最中に小鍋にお湯を沸かそう。
ゲソは沸騰したお湯にサッと「湯通し」してから細かく刻もう。
売っていないし、お金で買えるイカではない。
Beatles...Can't Buy Me Loveみたいなイカだ。
実際に釣れた瞬間の写真