進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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平和のフリ....
2017.12.15
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歴史には人一倍興味がある。大学で2年間は史学科にいたくらい好きだ。
その歴史の目で世界史+日本史を眺めてみると.....すべてが戦争それも国の興亡をかけた総力戦がきっかけになって歴史は変わって行くことがわかる。
またまたそんなキナ臭いことばかり言って!と周囲から言われそうだが事実なんだから仕方がないではないか。
どの戦争も結果的に勝った方が歴史をつくる。そして戦勝国の歴史観が正しいとされてきたことが人類普遍の伝統なのだから負けた側は大変だ。
そして、あの先の大戦でもいよいよ開戦か...というころになると自分こそは平和の使者だという声があちこちから聞こえてくるようになるから不思議である。大体において数年後に戦勝国になる可能性の高い国とその関係国からあらゆるメディアを通してプロパガンダが流れ始める...あれは80年前だったかな。
いま朝鮮半島(現地では韓半島という)で一触即発くらいまで緊張が高まっている。第二次朝鮮戦争の危機だ。正確には朝鮮戦争は「停戦であって終戦ではない」から戦争の再開になるだろう。
最近になって「朝鮮半島を戦場とするアメリカ・北朝鮮による戦争を容認できない」と中国(大陸の方)とロシアが共同声明を発表している。
このブログを読んでくださる皆さんのお考えを聞きたくなる。
驚くべきことにこの2国ともあの朝鮮戦争では北朝鮮側を大いに援助した当事国である。
なかでも中国人民解放軍の犠牲をいとわぬ人海戦術、ロシア(当時はソ連)空軍のミグ戦闘機パイロットが北朝鮮空軍機を操縦してアメリカ空軍機のセイバーF86Fをドンドン撃墜していた事実など...もはや歴史の彼方。誰も話すらしない。
いま「平和宣言」をすることで、このまま米朝戦争が勃発すれば、あれほど我々が心配し反対していたのにアメリカは戦争に踏み切った!といえるだろう。もし外交努力で戦争が回避できたのなら、われわれの平和への思いが実を結んだ!となる。
どちらにころんでも....という読みがあることは明白である。
あまりここで政治的な発言はどうかなぁ...と思うのだがお許しいただきたい。
PS:不可侵条約という国際条約を一歩的に破棄し侵攻。占領地をそのまま自国領土に..
海の中の岩を埋め立て島にし港や滑走路を造り領土宣言。近づくフネは拿捕か撃沈。
本当に皆さんの胸をたたいてみたい...
実際に存在する国が現在やっていること+やってきたことにもっと目をむけよう。