進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
リポート・卒論....大丈夫?
2017.12.06
-
世の中には自分では一切世に出るような文章は書かないのに、他人の文章やその内容を批判しているトンデモナイ人が多い。
勉強した後にその内容理解の度合いを知る為、そして将来の入試に課される論述式試験、さらには大学の卒論への備えとして高校の段階からリポートが課されることが急に増えてきた。40~50年前のような試験の得点による一発勝負の世界はもはやない。昔の基準で高校・大学の学びを考えているともはや「異邦人」の世界だ。
リポートに代表される「文字言語」の世界だが、リポート・論文を「正しい用語と文法」でよどみなく書ける人間と、パソコンのコピペでないと書けない人間とでは会社内での稼働40年間で数億円の収入格差を生じることはご存じだろうか?
論文を書かなければならず参考文献・資料・史料は揃えた「論文の書き方」の本も買った....でも書けない。何をどう書いていいのかわからない。
こうした論文・卒論が書けない学生が年々増加中である。
酷な言い方だが、これなど「好きなことだけ」を全力で頑張った結果であろう。
好きなこと...野球でもサッカーでも思いっきりやればイイ。
瞬間に答えがでる「計算」系の勉強。
決まった挨拶と単語をたくさん覚えるゲームの楽しい英語....
それが勉強だと信じて育ってきた世代にはツラい世界ってなんだろう。
そのまったく納得がいかない・説明がつかない世界は大学にある。
自分の専攻科目の指導教員(教授・准教授・教員)について卒論の指導を受ける。
スムースに行くかどうかは「自分がやってきた国語力」にかかっている。