進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | RIP....?


2024/05/05
RIP....?


RIP....って何だ?

正確にはR.I.P.である。古くから西洋人の、いや欧米人の....Christian キリスト教徒の墓石に刻まれる3文字で rest in peace(安らかに眠れ)の英語の短縮形だ。

厳しい今の世を生きる日本人にはなかなか思いもつかないけれど、人種の壁・国境を越えてキリスト教徒・クリスチャン・Chiristian...にはこの世の荒波を苦しみ悩みながら生きた果てに与えられるやすらぎは「神のみもとにある」安息であり...それは母に抱かれる乳飲み子の安らぎと同じであると言われる。

今日の5月5日は日本では古くから「端午の節句」とされる子供の将来を祈る歴史的祭日だ。伝統を重んじる家では鯉のぼりを揚げる。

.......同時に私の忘れがたい外国人の友人であるKathryn Morris(キャスリン・モリス)の逝去記念日でもある。日本を深く理解し愛した彼女はまさにこの日に天国に旅立ったのだった。

誰が忘れても私は忘れない.....伊豆伊東の教会で共にミサに与り礼拝した日々を。

彼女の祖父は連合軍の将校として呉(瀬戸内海の)に79年前に上陸していた。ニュージーランド軍はイギリス軍でありアメリカ軍主体の連合軍の一部であった。

お若い方にはご理解がむずかしいだろうが....太平洋戦争・明治以来のキリスト教宣教・戦後の日本のキリスト教会・関わった聖職+信徒....の総決算がいま問われているように思う。

Kathryn は私の記憶の中ではいまだに24歳のNew Zealander。ALTとして浜松の中学校にやって来た。英語を教えながら、習慣も何もかもが違う日本でさぞ苦しんでいただろうに....と思う。

R.I.P.の3文字短縮形を見るたび.......記憶はflash backする。

今日の教会で逝去者記念日の祈りで彼女の名が読み上げられた瞬間、Kathrnはここにいた。それでいいのだ....ギリシア語のアノムネーシスである。その力は英語の現在完了の力を超える。過去と今をつなぐ「時間の橋」だ。

言語学の話はどうでもよい。

最も大切なのは......去って行った人を忘れないこと。

ただ...それだけだ。

両親・祖父母・友人...なんと多くの人たちと私たちは別れなければならなかったか....

でも...過去の瞬間を覚えている限り、そのひとはアナタの心の中で永遠に生きている。

Rest in peace.は時間と言語を超えた言葉だ。









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