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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

ニベ

2023.11.05

イシモチに続いて近似種の「ニベ」について書いてみたい。

実は今日の釣りで同じマリーナのmemberであるKSさんが大きなニベを釣り上げた。
ニベはあまり市場に出ないサカナなので、ごく一部の釣り人しか知らないと思う。

ニベは前述のイシモチと生態がほぼ同じで「砂泥底の温帯海域」にいる。幼魚はイシモチと酷似していて、少なくとも私が小学生のころには区別がつかなかった。

ただ...唯一にして確実な違いはイシモチがせいぜい45cmどまりなのに、一方でニベは1mを超えることもある。学者の先生方が書いた魚類図鑑は案外あてにならない。

調べたが「ニベは最大長80㎝」とあった。これはその段階で集めた個体資料の中での数値に過ぎない。

漁業者や釣り人の現場の生の資料やreportのほうが説得力があるし、最新の情報なのだから確認したら常にup-dateしなくては。

小学生のころ私はよく父と利根川の河口の銚子まで釣りに行ったが、父は現地の魚市場へ必ず訪れたことを懐かしく思い出す。

私は...そのとき小4だった。

明け方の銚子の漁港で魚市場に漁船から水揚げされる瞬間を見ていた。カレイ・アジ・マダイ・サバ・サワラ・スズキ....まるで水族館だ。

その時、白っぽい巨大なサカナが上がった。信じられない大きさだった。

おそるおそる漁師のオジサンに訊いてみた。

私  「それは白いマグロなの...?」
漁師 「そいつはニベだ」

measure...測らせてもらったら....しっかり覚えているが1.8mあった。

大人になってから、いろいろ考えた。

まず銚子は利根川の河口で魚市場には寒流系・暖流系の両方のサカナが上がってくる。
中学校の地理では「宮城県 牡鹿半島沖には黒潮と親潮のぶつかり合う潮目があり、そこは表層に暖流系のサカナが低層には寒流系のサカナがいて好漁場である」と書いてある。

間違いではない。

でも一方で「銚子の沖....利根川の河口の沖」にも第一段階の潮目がある。これは地元の漁業者が当然の常識としている事実だ。

サバだって銚子より北の海域では寒流系の「マサバ」がほとんど。南の海域の九十九里沖なら「ゴマサバ」(暖流系)がグッと多くなることもその証左だろう。

これは北上する暖流の黒潮と南下する寒流の親潮がぶつかる最初の海域が「銚子の沖」ということだ。

必然的にそこではエサになるプランクトンも各種のサカナの幼魚もきわめて豊富になる。

そこで育つ「ニベ」も大型化することが推察される。

でも、凄いなぁ....資料を検索すると体長2mのニベの記録もあった。ホントか?


ニベ

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