進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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鳥肌が立つ
2023.09.18
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凄い言葉が飛び交うようになったものだ。
最近良く目にするのが「鳥肌が立つ...」を使った新刊本や個人料理店のレシピの紹介だ。
だいたい、鳥肌が立つ..という形容詞句は あまりの想像を超えたショッキングな事件や現場を自分が直接見た時の「理性的判断を超えて言葉では表現できない」ような場合にのみ使われて来た。それは否定的で非人間的でもあり、不幸の象徴でもあるともいえる特殊な表現だったはずだ。
それがどうだろう。今ではすっかり肯定的に使われるのだから昭和生まれの自分は面食らってビックリして言葉もない。
EX.1 「その店の...の味はもう鳥肌が立つ!」
EX.2 「彼女の瞬間に見せるかわいらしさには思わず鳥肌がたった」
長生きをするとこうも寿命が縮まるような思いをするのか....
犬猫の料理でも出す店にでも行ったのか?
そのかわいい女の子は魔女か妖怪だったのか?
.......昭和の教育を受けた人間なら言わないだけでそう思ってしまう。
「トリハダがたつ」と聞いて本当に鳥肌が立つ日本人であって欲しい。