進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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修理の日々
2023.04.12
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本当に毎日いろいろなモノを修理している。もともとメカ好きもあるが、自分で直して機能するようになると嬉しくてたまらない。
小中学校のころはせいぜいプラモデルや模型の組み立てと親父に命じられた釣り具の手入れくらいだった。高校になって家庭教師のアルバイトでためたお金で中古のバイクを買ったが、火が付いたのはこれをきっかけにしてだった。
バイクと言ったって50ccの原チャリだ。
ただ当時の原チャリは今と違って排気ガスの規制とか環境負荷なんて何も考えていない時代だ。小さいエンジンで如何に高出力を生むか?ほかのバイクより1㎞でもスピードを出すには...と今では信じられない努力をメーカーもライダーも考えては実行していたのだった。
小型高出力となると言わずと知れた「2スト(2サイクル)」エンジンでぶん回す。「ヒュイーン....ポポポポポ!」という排気音にはタマラナイ魅力を感じたものだ。
当時の高校はまだまだ生徒を信じていた。「バイクの免許を取ったら学校に申告すること」だけが義務。職員室へ行くと「なーんだ西川もバイクか!?」と言われ「違反と事故だけは気をつけるんだゾ!」で終わり。
ヤマハの中古2サイクル50CCで伊東高校の私は仲間と下田へ行ったり、釣りに行く楽しみがグッと増えた。晴れた日に伊豆の海岸沿いを釣り竿を担いでバイクで走る爽快感と言ったらない....嬉しくて死にそうである。
昔のバイクはよく壊れた。お金がない高校生は修理の費用がたまるまで待つか....私は待たなかった。バイク屋へ行っては他のバイクの修理現場をオジサンに怒られながら何時間も見学。修理の方法やコツを学び(盗み)取ったものだ。
これがのちのクルマの修理・整備の根性に育ったものと確信している。20代の初めにクルマの免許を取ってから「オイル交換・フィルター交換・タイヤローテーション・バッテリー点検交換」などは全部自分でやった。そのうちにディーラーには必要な部品だけ注文するようになり随分と嫌がられたなぁ...でも法定点検も車検もその工場でキッチリうけているから断られはしなかったが。
後にフネを持つようになった。フネこそ整備修理の実力とあきらめない根性が試される。
先輩のメンバーに教えてもらいながら今でも切磋琢磨の海である。