進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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船エンジン故障...
2023.03.02
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フネのエンジンが故障した。エンジンと言っても小型の漁船風プレジャーボートだから「船外機」である。大型のフネやクルーザーなどは「船内機」になる。
フネの船尾から取り外して整備中
私の船外機は写真のモノと似ている。今では珍しくなった2サイクル(2スト)のエンジンで構造がシンプルな分軽く27㎏。これが同サイズの4サイクル(4スト)のモノになるととても人力では持ち上げられない。
船外機は命だ。
ガソリン対2サイクルオイルを50:1にして自分で専用燃料を作り、毎回沖へ出る前に満タンに燃料補給する。
海での使用になるのでマリーナへ帰港して陸に上げた後のアフターケアが欠かせない。海水の浸食力はもの凄いから船体の真水洗浄+船外機の塩抜きが欠かせない。「塩抜き」とは真水のタンクに船外機の取水口をいれて5分~10分間エンジンをスローで回し続け、冷却回路の塩分を取り去ることだ。
この時に冷却水が検水口(pilot water)から勢いよく出ていればOK。勢いがなかったりまったくでなければ冷却系の故障。
今回の私のフネの故障はコレだ。直接の原因は「インペラの損傷」で冷却水が回らないこと。二番目に疑われるのは「サーモスタットの固着」で同じく冷却水の圧力がコントロールできていないのだろう。
部品交換して整備しなければ海上でオーバーヒートして船外機はアウトになってしまう。
海上でエンジン故障になれば「即漂流」になる。クルマの場合のようにコンビニでコーヒーを飲みながらJAFの到着を待つなんてことはない。代わりに来るのは海上保安庁の巡視艇...機関故障も操縦者(船長)の責任。陸の警察よりずっとキビシイ処罰が待っている。
だから今大至急でヤマハの船外機部門へ純正品の交換部品を注文している。
あと良い機会なので「ギアオイル」と「スパークプラグ」を交換。時間があればスクリューの分解清掃もやりたいと考えている。
古くても小さくても自分のフネを持つならこのくらいの整備は自分でできなければダメ。
高校の頃からバイトで買った中古の2サイクルバイクを修理しながら乗っていたが、その後のクルマの整備修理になり、いままたフネの基本整備に役立っている。
どんなに操船がうまくても、釣りの腕が達人でもそれだけでは足りない。今回は電気工事の資格が取れたから配線系統のメインテナンスもやろうと思う。
完全に修理と部品交換が終わるまでドック入りだ。
お詫び・・・写真や分解図をネットで探してコピーし張り付けたところ「パソコンではみられるがスマホではムリ」の場合があるらしいと分かり失礼いたしました。