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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

イサキ

2023.02.21

伊豆の伊東では「イサギ」と言う。

新鮮なものは刺身に、塩焼き...とにかく何にしても旨いサカナだ。英語では' grunt 'グラントと言う。昔アメリカ人の友人に何故そう言うのかと聞いたことがあった。友はまったくわからないと言う...

因みに欧米人のほとんどはサカナの名前がわからない。最近になっても「サメとマグロ」' shark and tuna 'くらいしか知らないことを日本人の多くは知らない。

日本人は弥生時代から「オイシイ米」と「旨いサカナ」に全力を注いできた。今もなお。
だから淡水・海水の別なく「サカナ」となじみが深く知識も多い。

一方で欧米人は広大な大地で牧畜により「牛・羊」を飼い「乾燥した土地で小麦」を作って来た。やたらと生後何年までの雄の牛を~と呼ぶとか、牛・馬・羊に関する言葉や派生する表現が多く日本人には理解が難しい。

さらに同じアジアでも中国語圏ではイサキを「鶏魚」と呼ぶらしい。英語でもchicken grunt(チキン・グラント)とも言うから何か関連があるのかも知れない。


イサキ

これはイサキの幼魚。体長20㎝くらいか。


魚体の横縞がイノシシの子どもの体色に似ていることから、釣り仲間では「ウリンボイサキ」と呼ばれる。成魚になるとこの横縞は消える....そのころには30㎝を超える立派なイサキになっている。

イサキ釣りは実に難しい。特にフネで釣るときにはフネが潮に流されて「海底の根の頂上」を通過する僅かの時間がイサキ釣りのタイミングだ....イサキは海底のせりあがった根の頂上付近を好んで泳いでいる。気球に訊いてください...ではないが理由はわからない。

夏になると伊東の城ケ崎吊り橋付近の磯ではイサキの良型が釣れる。それは夜釣り。
夜間に水面近くの小魚や小エビを食べるためにイサキは群れになって捕食する習性がある。時期的には6月の梅雨から10月の初旬くらいまでになる。

城ケ崎海岸の遊歩道から磯へは簡単に入れるけれど、磯の夜道は本当に危険だ。知り合いの老人は(失礼..)美味しいイサキを釣りたくて深夜の磯道でころび足の骨を折る大ケガをして救急車で運ばれた。長岡の順天堂に入院したが退院したら翌日にはまたイサキ釣りに行ったそうである....そのくらいイサキ釣りには魅力がある。私にはわかる....

いつも通う淡島沖~大瀬崎へ行く途中に水深40mのイサキポイントがあるが本当に「イサキの船釣り」は職人芸と言ってよいくらい難しい。かかってくるのは99%がウリンボイサキだ。私が横縞のない成魚のイサキはたった一度釣れたのみ....38㎝だったけど。

私とM師匠は一年中「駿河湾のキアジ」を追いかけているからイサキ釣りはoptionalなんだけれど....また横縞のない成魚のイサキを釣ってみたい。

それまでは伊東アピタの鮮魚コーナーで1匹2500円のイサキを見ても決して買うまいと心に誓っている。




イサキ

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