進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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ファンヒーター
2023.01.06
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皆さんのお宅では冬の暖房にどんな器具をお使いだろう?
思いつくままに「エアコン・ファンヒーター・芯式の昔ながらのストーブ・オイルヒーター・ガスヒーター・電気ヒーター」だろうか。
電気使用量の大きい暖房器具のエアコン・電気ヒーターは試練の時期に入った。ロシアの戦争で国際的なエネルギー不足が高騰を招いているし、国内では再生可能エネルギーの時代だと言って原発を停止していることが原因で電力不足。もう40年間止めていた火力発電所が老朽化した設備をフル稼働して発電していることはご存じだろうか?メディアは理由があるのか報道しない...結果として20~30%もの電気代値上げがやってくる。政府はこのままでは国民に不満がたまり危険と感じたのか、東電を始め主要な電力会社に値上げは最低必要な範囲に抑えるよう依頼したり「電力補助金」を支出して値上げ幅を縮小するなどの努力をしている。
となると、一番行き渡りポピュラーな暖房器具はファンヒーターになる。一方でファンヒーターの燃料は化石燃料である原油をもとに精製した「灯油」だから環境志向の強い人や家庭では使われくなりつつある。まして、灯油の18Lタンクは女性や老人には重い。それでも冬の耐え難い寒さの中で「瞬間に部屋全体」を温めるにはファンヒーターは絶大な威力を発揮する。
価格は2~5万円くらい。メリカリやヤフオクでなら程度の良い中古が5000円程度で手に入る。でも、ほとんどの人が考えない問題点がある。
それはファンヒーターは灯油を燃料とするから必ず時間がたてば「燃料系」「点火系」に不調が出てくることだ。皆さんもファンヒーターを使っていてE03 E05 E13などのエラーサインが出て突然停止したことはないだろうか?
このエラーメッセージは「灯油の燃料配管のどこかに異物があるか水が混入したこと(燃料系)」か「点火プラグ+フレームロッドにフロンガスの被膜が付いて燃焼が続かない(点火系)」を示している。
まあ、一般家庭用ならメーカー修理に出すと基本修理費が10000円前後(配送料別)になるから「修理に出すくらいなら捨ててしまえ」(電気店経営だった伯父の言葉)のほうがよい。
メーカーだって社益が優先で人助けは2番目3番目になるから、修理費を値上げしてできるだけ新製品を購入方向に誘引するのは仕方ない。あと、通産省の指導で生産終了後7年だったかファンヒーターは10年だったか一定の期間を経過すると「補修部品・交換部品」の生産もストップする。パーツのストックがなくなればメーカーに誠意があっても修理できなくなる。
クルマやバイクの基本的な整備ができるならファンヒーターの不調は自分で修理できる。
ただし、すべては今はやりの自己責任で。
私は昨日の誕生日に1日がかりで自宅にあるファンヒーター4台を分解修理した。あと実家にある2台も近日中に整備する予定だ。
これで分解修理は2回目。5年で不調になるところをもうすでに15年使っている。また2・3年寿命が延びたろう。メーカーはたまらないだろうけれど....
自分で修理する...メーカーにはパーツの注文だけ
それでだめなら捨ててしまえ
伯父の遺言は強力にして事実だ。
以下参考まで(メーカーホームページより)
【修理料金】
有料修理になった場合の料金の目安です。修理を検討されるときの参考にしてください。
修理料金(税込)技術料+部品代
家庭用FZシリーズ業務用
6,000~10,000円
14,000~24,000円
販売価格 36,960円(2023年1月)