進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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ハゼ
2022.08.01
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体長10~15cmくらいか......大物狙いの釣り師からは永遠にバカにされるサカナ。
それが「ハゼ」だ。
淡水のフナに対応しては、海水の「ハゼ」と言われるくらい一般的なサカナでもある。
とにかく「川が海に流れ込む環境」ならどこにでもいる。北海道と沖縄では釣ったことがないので確かなことは言えないが九州までは絶対に生息しているサカナだ。
釣りの世界では「ハゼ釣りに始まって...ハゼ釣りに終わる」「フナに始まってフナに終わる」と昔から言われてきた。
この格言の意味は重い....
ありとあらゆる釣りを試みて修行を積んだように思っても結局は....海ならハゼに、川ならフナに帰る。
きっと、釣りの原点は極めて単純明快で純粋なのだろう。
何だかんだと人間的解釈を言ってケンカしているけど、そんなことがなんの役に立つの?
私は難しいことは何も言ってないよ...という神さまの言葉のように聞こえるのである。
幼稚園の頃に父に連れられて行った真夏の川越の小川のフナ釣り...祖父もいた東京湾木更津のハゼ釣り.....
もう半世紀以上も前の記憶。
でもその瞬間の....あの懐かしい記憶が今の自分を支えている。
私は今、アジばかり追いかけているが、その釣りの原点は何と問われたら埼玉の小川で釣ったフナと東京湾のハゼだ。
上げ潮に乗って「ググッ..ググッ...」と岸によって来るハゼの勇ましいことと言ったら他にたとえようがない。
躍動感と生命力の大切さを教えられる。