進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 釣りは情熱

前夜10時まで塾の授業をしていて....急いで入浴・遅い夕食。午前2時に起床3時に自宅を出る。睡眠時間は2～３時間もあればいいところ。前日に釣りの支度をしてクルマに積み込んであるからこれが可能となるが....


伊東から沼津へ行くには亀石か冷川かいずれかの峠を越えなければならない。途中にセブンイレブンで朝食を買ったり、釣具屋でコマセのエビや仕掛けを買うのだが気が付くとマリーナの駐車場にいる....到着するまでの記憶があまりないから怖い。これは条件反射なのか。気を付けないと。

今日のフネに同乗するのはY君。中学の時の友人だからもう半世紀前からの付き合いだ。

現在日の出は４：３０なので３：３０には現地へ着いていないと出港に間に合わない。
３：４０に到着するもすでに内側のパーキングは一台分しか空いていない。

遠くの人は東京・横浜・甲府くらいからも来ているんだから素晴らしい人気だ。
こうなると、いかに仕事の中に時間を作れるかだけでなく睡眠不足に打ち勝つ精神力、さらにクルマの運転技量も高いことが要求される。

実際に出船まえの準備のときの現場など「無言の魚市場」のようなやる気が漲って（みなぎって）爆発しそうである。

これが情熱でなくてなんだろう。

今日この時のために作戦を練る....潮は大潮か中潮か?満潮と干潮の時刻は？海水温は？

操船についても情報を事前に１時間ごとの海上予報をチェックする..風向は風速は？波の高さは？風向きが変わるのは何時か...実はこれが最も大事で沼津～大瀬崎では午前１１～１２時あたりに西の風に変わる場合が多いのである。

西に変わったとたんに海上は波が高くなり...どんどん風も強くなるから危険だ。

船舶免許の学科で習うが吹風距離と言って「海面を風の吹く距離が長いほど比例して波が高くなる」。伊豆半島の地形を見ていただきたい。西は駿河湾が焼津方向にドーンとある。西風になったとたん１５分とたたずに危険な海になる。

「大瀬の沖をいつも見るだ...水平線がギザギザに見えたら全速力で帰るだゾ！」
先代のマリーナオーナーでありマスターだったYさんにきつく言われた言葉を今も思い出す。

何事も続けるには情熱が必要だ。沖に自分のフネで出るこの釣りには知力・体力・技術力の３つが必要だ。逆に言えばこの３つを磨き続けるかぎり年齢は関係ない。

親父が残してくれたものはこの身体と「釣り」だった...正確には「だけだった」ように思う。

お父さんありがとう。