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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

海水は恐ろしい

2022.05.07

知床の海難のニュース以来みんなが海の恐ろしさをあらためて考えるようになってよかったと思う。やる

地球上の水は「海水・汽水・淡水」の3つに分類される。汽水と言うのはあまり聞かないが、例えば川が海に流れ込む河口ではいつも海水と上流からの淡水が混ざって微妙な塩分濃度になるが、これを汽水と言う。クロダイやウナギは汽水を好むけれど..

海水は凄い....すごいを漢字で書くと本当にすごいimageがある。

何がすごいのかと言って、その腐食の強烈な力だ。

厳重にクロームメッキされたステンレスでも海水に濡れて一晩おいたらもう錆が浮いている。幾重にも塗ったペンキでも同じ。

だから一回でも沖に出るとマリーナにかえってフネを陸にあげたら..することはただひとつ。どのマリーナにも洗艇場は必要な設備だ。

できるだけ早く真水でフネの全体を洗うこと...これを洗艇という。

船体だけではない。

真っ先にダメになるのは「リール」。海水が入り込んだままにしておくと内部で塩が固着してメカがだめになる。だからフネを上げた後、みんな必ずリールに高圧で水道水をかけている。初心者の域を出るとみんな専用の自分が狙うサカナに適したリールにするがなかなか高価だ...家族にはまず内緒で購入。

次に、真水で洗わないとダメなのが「船外機」。

船外機とは小型のフネに取り付ける後付けエンジンのこと。内燃機関であることには間違いないので、エンジン冷却には海水を使う。船外機の下部にある取水口から海水を取り入れている。クルマのラジエーターに似ている構造でエンジン内を冷たい海水で冷却する水冷式である。クルマはLLCだけれど。

陸揚げのあと必ず「塩ぬき」といって真水を循環させる処置をしないと大変だ。エンジンの冷却系の細部が塩で固まってしまう。

釣りをしない方には理解が難しいが「竿(ロッド)のガイド」も毎回のmaintenanceが必要だ。錆びてバキッと折れでもしたらもうおしまい。だから徹底的にホースをジェットにして海水の固着を落とす。

昔から横須賀や佐世保のような軍港のドックでは入渠したフネが船体の錆をゴシゴシ落としてペイントしている作業は、ああこれだったのかとやっとわかった。

あの元海軍工廠のニオイと音が懐かしい。






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