進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | お台場のハゼ

旧海軍航空隊の伯父との話。

私　「お台場って凄いね東京湾奥の都心に近いのにwind surfingとかSupやってるよ」
伯父「バカだなお前も。お台場はこの間まで屠殺場があったんだゾ」
私　「.....」

母に聞いてもこれは本当のことだそうだ。東京都内の食肉業のため「牛・馬・豚」を屠殺するための専門施設がお台場に存在した。image downを恐れてか東京都はこのinfo.をまったく公開しない。

いまさら...という解釈なり「読み」があるのだろう。

まあ、どうでもイイ。

私が小学生のころだからもう半世紀まえになるが、東京湾一帯は江戸時代と大差なかったのではないかと思われるくらいバランスの取れた豊かな漁場であった。

その「お台場」のあたりなんて「江戸前」と呼ばれてあらゆる魚種が獲れアサリ・ハマグリも無尽蔵と思われるくらい毎日獲られ、消費されていた。

「アサリー...シジミィー！」と言うあの声だ。もう記憶にある方はいないかも...

都心の高層ビルを見ながらのWind-SurfinやSUPもいいだろう。

ところがどっこい..だ。

30代までが限界の若者は「目にも見よ！」

キミたちは知っているのか？

That.....（接続詞）ココがかつて高度成長期に「ヘドロ」で覆われサカナも海産動物も一度は死に絶えた海だったことを。

環境を無視した高度成長期を直視した日本政府はさすがである。法律を作り企業の排出する排ガス・排液を徹底的にcontrolした結果は想像した以上、期待した以上の環境改善を東京湾にもたらした。

いまでは横浜の桟橋で「コハダ」（コノシロ）がサビキ仕掛で釣れる。羽田空港の沖ではアジ・サバも釣れるまで水質は回復しつつある。

産業廃棄物・排液は垂れ流し、ゴミは山に埋め、或いは海に捨てている近隣国とはココが違う。

だからこそ、都心近くの「お台場」でハゼを釣りたいと思う。
あれから半世紀50年が過ぎた。