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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

イヤだね...マスコミ

2017.10.22

マスコミというのは古い表現で、いまでは「メディア」と言う人が増えてきた。

マスコミでもメディアでもよいがTV・新聞には、その働きに2つある。一つは国民に広く社会でおこったことを「ニュースとして伝え」ること。他の一つが「政府のすることを見張る」ことである。

ということは極めて中立透明な立場から報道する「高い報道の倫理性」が求められる。

理想はそうでもTV・新聞にも長年の特徴というか人間でいう個性のような傾向をそれぞれが持っている。だから、お客さんの視聴者・購読者は自分の好みで選んでTV番組を見ているし、新聞のどれにしようか選択している。

ところがここへきて妙な言葉を聞くようになった。

「偏向マスコミ」である。(偏向メディアとは言わないらしい)

そういえばここしばらくTV・新聞の論調というのかな、雰囲気は現在の安倍政権に対する批判的なものばかりになっている。昼時の番組commentatorなど「批判」一色の発言ばかりで昼飯がまずくなる。

せめて「賛否両論」を併記する新聞、政権の支持者・不支持者が同じ場で論じあうTV番組はできないものだろうか。

これに勢いを得て私の周辺でも「安倍政権を一応批判する」のが流行っている。TVで連日偏向番組をやっているので、自分もその流れで行かないと何か不安になる..ある意味やむを得ざる状況と思う。でも、それでいいのかなぁ....

私の個人的な言葉で「メディア」と言いたいが、政治の監視役であるはずのメディアがいつの間にかその役割をかえてしまって自分たちが、自分たちこそが「世論」をつくっていく存在だと勘違いしてはいないか。

この辺が恐ろしい。メディアが一定方向の報道しかしなくなっていく社会こそが実は危険な状況なのだ。

日本の歴史を見ても、中国へ軍が進出していったあたりから太平洋戦争がおわるまでメディア(と言っても当時は新聞・ラジオだが)は今と同じように一定方向の報道しかしなくなっていたことを思いだそう。

安倍首相の秋葉原演説で黒山の集まった人々の間で飛び交った叫びがこれを暗示していた。

「憲法9条を守れ!」「安倍やめろ!」というグループ。これはいままで主流のように報じられていたのだが....

今回初めてだろう。興味深い叫びがグンとふえて来た。

「選挙活動妨害だ!」「うるさい!」「聞く権利の侵害だ!」これには驚いたが...
極めつけは「偏向マスコミは帰れ!」だ。

古(いにしえ)より「天に口なし。人をして言わしむ」という。

政府・政治を批判することがカッコイイ...なんていうのはまだ私が小学生のころに大学生を中心に持っていた一つの価値観だった。

その原点はあのヴェトナム戦争だった。べ平連..なんていうのもあったなあ。そのまま成田空港の闘争に引き継がれた感があったが。

沖縄の偏向マスコミ(報道)などMaxだ。本土の我々の想像を遥かに超えるものがある。
米軍にプラスになるような報道は絶対にされない。

人命救助・反基地闘争の人々が汚したゴミ清掃・ALTとしての小中高校でのボランティア活動・生徒との心温まる交流...・米軍兵士の家族による地元への清掃活動奉仕・本土からの観光客でにぎわうbeachのゴミ拾い...

これらは本土(ナイチャー)の私たちは何も知らないではないか。このどれか一つについてでも内地のTV・新聞で報道されただろうか?

これは恣意的に知らされないのであり、知られては困る誰かがいることの反証でもある。

沖縄に友人がいて、海兵隊からの情報も全身を耳にして聞いているからようやく私にはわかる。行ってみて滞在して、友ができて初めて少しわかるのが「沖縄」だ。

偏向マスコミの流す潮流に乗ることなく、自分なりの時勢観を作ろう。

世の大勢に流されて行くなんて真っ平ごめんだ。

(だから私は趣味の分野でも一人アジ釣りなんだが....これを舌禍と言う)

そのためには「学びましょう」にたどり着く。

松陰先生の言葉でもある。




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