進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | なんとも物騒な....

アメリかと北朝鮮が水面下で交渉しながらも同時進行で戦争の準備をしている。来月の初旬にトランプ大統領が来日する。そのあと韓国へ...これはイザ開戦となった時に日本と韓国がアメリカと結んでいる条約のために被害を受けることが予想されるため、微妙な点を確認し両国の承認を得たいからと誰でも考えるところだろう。

いかにアメリカでも同盟国の大被害を予想しながらいきなり開戦はできないから。

日本は実に平和である。2000年前の強大なローマ帝国に支配されていた地中海世界では「ローマに逆らえば滅ぼされる」ゆえに平和が保たれていた。これはPax Romana（パクス・ローマナ）ローマによる平和といわれる時代だ。

Pax Americana（アメリカによる平和）はぐらついている。それでも世界で最強の軍事力をいまだにアメリカは維持しているし日本は日米安保条約によって切っても切れない同盟国である。よく下世話に「日本とアメリカは別れたくて別れられない男と女のようだ」と言われてきた....どうかな、と思うがお互いに本音を言ったら大げんかになるだろうけれど、相手がいなくてはやっていけない状態をよく説明している。

これほど経済・貿易・軍事...まあ全領域にわたる強い絆（bond）で結ばれているのも珍しいと言われる。あまりにアメリカの文化が自然に浸透してしまってそれと気が付かないのが日本の現状である。だから、たまにアメリカ文化圏を脱出してイギリス・ヨーロッパ...いやニュージーランドやオーストラリアもそうか...に出かけると日本人の多くはアメリカ以外の異文化や異なる価値観に出会ってびっくりする。

そのアメリカと一心同体となってほしいと言われつつ「朝鮮半島情勢」を見ているのが今の日本の現状だと思う。

朝鮮戦争は終わっていない！

この事実を以前から知っているのは、いや危機感を持っていたのはごくわずかの人だろう。もう歴史の彼方と思うだろうが、なんと昭和20年にあの太平洋戦争が終わってわずか5年後に北朝鮮軍は韓国に向かって南下を始め朝鮮戦争が始まった。日本との戦争に勝利して駐留していた米軍が国連軍の主力として日本の基地から朝鮮半島へ向かった。

もう誰も言わないが、日本は米軍が出動・帰還・修理・補給するための不沈空母の役割を果たしてきたのだった。これを兵站基地と言う。

どうしてそんなことがアメリかにできたんだ！？という疑問と怒りを感じる方は「日米安全保障条約」をPC検索していただきたい。この条約締結前の米軍統治下'occupied Japan 'の時代だから米軍は自由に動けたのだ。

その朝鮮戦争は最終の「降伏・調印」がないまま膠着状態となり「休戦協定」によって一時的暫定的に戦争を「停止」している状態がそれから長い時間...そう今も続いている。

ゆえに「停戦」であって「終戦」ではない。

双方のpower balanceが崩れた時に新たな半島情勢を求めて何かが起きるのは歴史上の必然と考えられる。

神奈川県の在日米軍「座間基地」Camp Zamaに米軍のつてで行くことがあるが、Camp Zamaには3つの旗がいつも風になびいている。

アメリカ国旗・日の丸・国連旗だ。

Camp Zamaは今でも「国連軍」司令部の役割をもっていて定期的に会議が開かれていることを基地内で初めて知った。これも日本人としてはmediaを頼っていては永遠に闇に葬られる事実の一つだろう。

70年以上続いた日本の平和は憲法9条に守られてなのか...日米安保に守られていたか..後の50年か100年の歴史が証明してくれるだろう。

悔しいが今は臥薪嘗胆の時と考える。

わが身・わが家族に何かが起きるまで気がつかないし本気にならない。

これは日本人の特性ではあるまいか....

もう自分の利益とか不利益を考えるより遥かに大きなレベルの危機が対馬海峡の向こうに起きようとしている....微妙な何が起きるか？日々情勢が変動する危険な...あたかも薄い氷の上を歩くような綱渡りの状態、それがアメリかと北朝鮮の間に展開されていることを考えよう。

あのノモンハン事件の前に関東軍は大演習を中国北部で行ったことを思い出す。

カッコつけるな....と私の身を案ずる友の忠告があった。ありがとう。

でも言わなくては。

History repeats itself.  歴史はくりかえす。