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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

Americans' behavior...

2017.10.16

昨日の「軍って何?」ではさまざまなご意見や反響をいただいて感謝である。

今日は日本人のおそらく多くが知ることのないAmericanの心理について、少なくとも私がかつて体験したなかからお話しようと思う。

まず、彼らは戦勝国と言う事実をしっかり持っている。言葉にしないまでも心の奥に先の大戦で対日戦争に勝利し1952年(昭和27年)まで日本を統治していたという自負のもとに話している。これがない、あるはずがないというのは日本人側の希望的観測に過ぎない。

でも一方では、朝鮮戦争が太平洋戦争のわずか5年後だったことも幸いして日本に残っていた工業技術によって前線から帰ってくる損傷した兵器の「修理」でき、注文書通りの規格(ミル・スペックである)に生産して朝鮮の戦場へ短時間の供給ができたことはアメリカに目を開かせた。

米本土からの輸送では当時の貨物機がまだプロペラ機の時代では時間がかかりすぎて即時の需要に間に合わなかったから、対馬海峡を越えれば「日本で修理・生産」が短時間でできるということは今でも米軍にとって非常にありがたい地政学的に有利な条件を与えているのである。

話がドンドンずれていくけれどご容赦願いたい。

大戦中の東京大空襲(帝都大空襲)でも米軍には爆撃目標から絶対に外すようにすべてのB29機長に厳命されていた箇所が2つあった。

皇居と築地にある聖ルカ病院であった。

もうこの1945(昭和20)年3月10日の段階でアメリカは「戦後の統治」を考えていた。

もし「天皇陛下のお住まい」である皇居を爆撃したら、当時の日本人の心理はどうなるか。戦後の統治などおそらく不可能だろう...

聖ルカ...についてはもっと実利的な意味があった。あの病院は明治時代からアメリカ人宣教師たちがその生涯を捧げて布教・伝道した結果、アメリカからの献金の援助も受けて作った病院だから爆撃してはならない。占領後にはまた使うから...

実際に、朝鮮戦争がはじまると聖ルカ病院は半分ずつに仕切られた。半分は日本側の管理で日本人医師が日本人の患者を診察治療する病棟。あとの半分は米軍管理下で米軍の軍医が送られてくる米軍負傷兵を治療する病棟になった。

この辺りはmediaも関心がないだろうし本にもなっていない....お若い世代はまず知らないだろうなぁ...

東京の郊外には米空軍の横田基地がある。PCで所在の現状がわかるから是非確認願いたい。まあ...vastという英語がピッタリ当てはまるほど広大な面積の基地だ。

記憶ではついこの間までB52がいつも駐機していた。

ここは空軍の基地だから各種の米軍機がstandbyしていた。当時は戦闘機がphantom。いまだに日本の航空自衛隊で使っているF4と呼ばれる機種。貨物輸送機はハーキュリー。爆撃機がB29の後継機であるB52だった。

この横田基地にはヴェトナム戦争当時、連日「戦死者の遺体」が運ばれてきた。そう、皆さんが感じている通りに私も感じる「イヤな話・聞きたくない話」

だが、日本のmediaが絶対に報道しない事実なんだから仕方がない。日本人のインターン・医大生の多くが政府からの依頼で(これも国策だろうか...)秘密裡に基地内でバラバラに損傷した米軍兵士のご遺体をつなぎ合わせる「死に化粧」の作業をしていたことはご存じか?

それは今では誰も知らない話題にすらしない...歴史の事実である。つくづく日本の新聞・TVは欺瞞の組織だとここでも思わざるを得ない。とにかく都合のイイことしか報道しないんだから。

まあ、この種のことは自分の中には無限に近いくらいあるのでこの辺にしておこう。

私が付き合うAmericanは「学校のALT・米軍の軍人・キリスト教の宣教師・大学の教授(講師)」である。

それぞれに在日する間は本国からその立場によって指示が出されている。

ALTはあくまでも「授業のなかで発音・会話の指導」をするので、絶対に政治的ないし宗教的な発言は禁じられている。米軍兵士はその階級にかかわらず士官から下士官・兵に至るまで「軍機に関する一切の発言」は例え酒の上でのことでも禁じられている。ヒロシマ・ナガサキについては個人的思いすら語れない。

このような歴史的は「戦争」「占領」という事実があるなかで、同時に絶対に失いたくない同盟国という認識で彼らは日本を見ている。

これこそ彼らの本音であろう。

もう遥か昔だが...30年くらい前だったか、私は東大の留学生祭に招かれて喜んで参加した。東大は凄い。各国の国費留学生はカミソリのような優秀な学生ばかりだ。Americanの友人が話すときの姿勢というか雰囲気が国によって変わることに気づいたのはこの時だった。Communcation was all in English.だったけれども、日本人の私に対するのとアジア諸国や南米の留学生への言葉(英語)は明らかにその丁寧さにおいて違った。

いまだにわからない。

彼にしてみれば日本人に対する親近感とか「アメリカと日本は深い仲の同盟国だよね...」という友情の表現だったのだろうと今では解釈できる。

彼らの表面と心の中の思いはずいぶん違うことだけは確かなようだ。






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