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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

軍ってなんだ....

2017.10.15

これは慎重に書きたい分野だ。

初めに確認しておきたいのは、私自身は戦争はイヤだ。80年前のように多くの教師が国策に従った教育を強いられ自分の教え子たちを涙ながらに戦場に送った、あの悲劇を繰り返したくなどない。その前提で以下について書いてみる。

まず初めは観光旅行でいいから沖縄に行ってみよう。そして米軍に1972年まで統治されていた沖縄の現実を気配だけでもいいから感じよう。沖縄に過大な米軍基地存在を負担させることで本土の日本が繁栄してきた事実を知ろう。現実問題、米軍が沖縄にいなければとっくに中国(大陸の方)へ沖縄は行ってしまっただろう。

そして各国に出かけてみるとわかる事実がある。それはどの国も規模の大小は違っても当然のことのように「軍」が存在していることだ。

いや、いかに反論しても誰が何と言ってもこれは否定できない事実である。

よく「永世中立国」として平和国家の代表例のように言われるSwitzerland(スイス)だって実は非常時には国民皆兵になる。練度を落とさないために定期的に「軍事教練」が行われていることはご存じだったろうか。

そもそも「軍」とは何か?

世界的な標準の考え方は「外国の侵略から自国と自国民の生命・財産を守るための戦闘力とその装備」である。国内の治安維持は「警察」がこれにあたる。軍事力の行使にまでは至らない沿岸・近海の海賊・密輸入・海難救助にはCoast Guard(沿岸警備隊)が担当する。日本では海上保安庁である。

私は外国語のうち英語しかわからないので、英語圏の友人と親しくなるとよく尋ねられることは決まって...’ Does Japan have an Army?(日本には軍隊があるのですか)'だ。

皆さんは何とも思わないだろうか?

戦後の学校教育は、まず全力でこの種の話は避けるように指導してきた。だから極右か極左の方との話にでも立ち入らない限り平穏無事に時間だけが経過するように予定されていて、やがてお互いその話題すら忘れてしまうことが...言外の「最善の道」と理解されてきたのではないか。誰もいまは問題にすらしないなぁ...

でも日本の教育を受けていない+日本国憲法の洗礼を受けていない、ごく普通の外国人は不思議に思う。彼らの疑問や不審を否定してはならないだろう。むしろ第3者のしがらみのない意見として聞いてみる姿勢は大事ではないか?

話が戻るが「日本に軍は存在するか?」の公式の答えは「存在せず」である。

日本の9年間の義務教育では憲法9条の「戦争放棄」を絶対な規定とするので「自衛隊」の存在は否定しないが「外国侵略の組織ではないから軍事力ではない」という歴代内閣の自衛隊存在に関する解釈をそのまま教えている(正確には児童・生徒から質問があればそう答える)

したがって今の日本には「軍隊」は存在しないことになる。

私は絶対に右翼でもなく左翼でもない。ただ、自分の父・伯父・叔父...遠縁にあたる大叔父はかつての旧軍に軍籍があり最前線で戦闘体験があることを私は恥としたくない。歴史上の事実だから誰も否定なんてできないではないか....

私と親友のAmericanの攻防は続く....

友「キミはそういうが、日本には陸海空のForces(自衛隊のこと)があるではないか?!」

と言われれば日本人たる西川は反論しなくては....

私「自衛隊は英語で' Self-Deffence-forces 'と訳されるように単なる国土防衛軍なのだからArmy(軍)ではないのです。」

友「Fighter (戦闘機)・tank(戦車:自衛隊では特車)・destroyer(駆逐艦)もあるのに何で「軍」(Army)ではないのか?それとも日本語と英語では軍:Armyの定義(difinition)が違うのですか?」

これには参った.....歴代内閣と野党が論じて来た内容そのものだったから。

日本が太平洋戦争後の日米安全保障条約によって米軍の軍事力によって守られ、特にシーレーンの航行を保障されて高度成長を成し遂げたこと。さらには今なお最低限の国土防衛の予算によって経済繁栄できるのはズルい...片手落ちだ。あの第二次世界大戦の敗戦国なのに....何故だ?!

実際、友人になって聞く彼らの本音だ。

これが世界が日本に対して思っている真相である。

誰も言わない。mediaも一切報道しない真実の心の叫びだ。驚かれるだろうが日本の新聞・TV・ラジオ・雑誌は大衆にウケないことは絶対に報道しない。アジア周辺国の嫉妬と追及は永遠に続くだろう。

塾の生徒ではないが「もうイイ!もうイイ!」と言いたくなる。

すべては「対岸の火事」

自分に直接の何かがあるまでは「何も考えない+何もしない」
ただただ自分の身と家族までの安泰と利益だけを考える......

これが今の日本の限界なのだろう。

それは日本国憲法の限界でもある。


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