進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 「圏央道」の威力...

首都圏中央連絡自動車道...だれも言わないがこれが正式名称。あまりの長さにみな圏央道と言う。

ご覧のように伊豆から行くと一番近い入り口は湘南の「茅ヶ崎」である。何十年も工事してきたがあと2カ所「茅ヶ崎～第三京浜・横横道路」と千葉県の「九十九里の内陸部」を残すのみになった。これが完成すれば「茅ヶ崎」からグルッと円を描くように「海ほたる」までをつないでしまうから凄い。

要するに「高速から高速へ」短時間で移動できるshort-cutと考えると最もわかりやすい。今回は伊東から栃木県の宇都宮へ行くのに利用してみた。

今までは「小田原厚木道路→東名→首都高→東北自動車道→宇都宮IC」で東京の都心を通過しなければならず、渋滞と首都高のきわどい運転で心理的に随分と重たいものがあった。まして、東名や首都高で事故でもあれば片道7時間なんてザラだった。

これが「西湘バイパス→圏央道→東北自動車道」の新ルートを利用するとどうか？
時間は半分の3時間半で着く！

でも一方で圏央道は速度違反や暴走運転に対してキビシイ。従来の固定型レーダーに加えて新LHシステム・ループコイル式（これは微弱電波も出さないから逆探知は不可能）があちこちに設置されている。高速隊のパトカーだけでなく3ナンバーの覆面パトカーの方が多いくらいだ。サービスエリアの出口には白バイがエンジンをアイドリングさせて隠れているから怖い。警察も事故と違反の防止に頑張っているから安心でもある。

あと誰も言わないから一つ付け加えるとすれば...

「日本の道路...特に自動車専用道路と高速道路の路面の状態は世界一だ」ということ。
ホンコンのFree Wayなどはコンクリートで造られているのかと思うくらい路面が荒れている。遮音性の高いクルマでないと「ゴーッ」という音がうるさくてたまらない。

韓国では地方からソウルへ向かう主要道路がひどかった。法定速度で走っていてもハンドルにガンガンと路面の凹凸が伝わってくる。まるで地下鉄に乗っているようだ。通訳に訊いてみたら「北朝鮮の攻撃で空港や基地の滑走路が使えなくなった時に、道路をすぐに滑走路として使うように設計されているのです。NazisのAutobahn（アウトバーン）の考え方に学んだのです..」という。旧ドイツのことは比較的に好意的に受け入れるんだろうか？....ウーン、ここで黙ったが。（韓国併合～1945.8.15までは別の機会に譲る）

アメリカはどうだろう？

現地の旅行会社は大丈夫と言うがhighway patrolにとめられたらどうしようか...と心配だったから30年前に渡米した時には、一日休みを取って静岡の県警まで行って国際運転免許証（International Driving Permit）をシッカリもらった。アメリカのパトカーは赤色灯ではなく青色灯だから気をつけよう。違反があればすぐ検挙される。同盟国の日本人だからといってお目こぼしはない。現地の裁判所（日本で言う簡易裁判所）で反則金をドルで納付しないまま帰国しようとすると空港のimmigrationとリンクしているらしく飛行機に乗れない。

レンタカーで走っただけの体験だからとは思うが、Hawaiiや比較的小さな面積の米本土の州道路はよく整備されていた。ただ広い州になると舗装工事が追い付かないのでかなり舗装路面は荒れている。「かつてのmotorization（モータリゼーション）の結果伸びきった道路を景気の良し悪しに関係なく舗装整備しなければならなくなったからだよ...」と友人のAmericanが教えてくれた。

圏央道を利用すると群馬・茨城の北関東や新潟に今までの半分の時間で行ける。是非にもLong driveに行こう！私など家族が都合で行けなくても、友人がゴルフだ釣りだと言っても一人でドンドン出かけてしまう。

北は北海道から南は沖縄まで「親戚・友人」が散らばっているから数年に一度チョッと寄ってみるのもイイんではないかな。さらに加えるなら大学時代の英文・史学のときの同期のサクラsとの再会も嬉しい。

圏央道利用で埼玉の久喜ICから東北道に入れば6時間で仙台に行ける。塾の夏期講習の前か後に父方のご先祖のお墓参りに松島瑞巌寺に行ってみたい。